スマートフォン版へ

中京記念は馬格や前走の着順にも注目したい

  • 2018年07月21日(土) 20時00分


 明日7月22日のWIN5は総出走頭数が79頭、総組み合わせ数98万3040通り(土曜16時現在)。このまま出走取消等がなければ、総組み合わせ数は前回7月15日(46万4640通り)の2倍以上となります。混戦模様のレースも多く、高額配当決着を期待できそうな雰囲気です。

 なお、明日は函館2歳S(函館11R)と福島テレビOP(福島11R)に計6頭の地方所属馬がエントリーしてきました。WIN5対象レースで優勝を果たした地方所属馬は、現在のところ2014年01月19日の京成杯を制したプレイアンドリアルのみ。WIN5対象ではないレースを含めても、WIN5が発売されるようになった2011年04月24日以降にJRAのレースで優勝を果たした地方所属馬は7頭しかいません。ちなみに、競馬場別の勝利数は札幌が5勝、東京と中山が1勝ずつで、函館は延べ50頭、福島は延べ20頭が参戦したものの優勝例なし。明日の6頭は前例を覆すことができるでしょうか。

◆函館2歳Sは前走の勝ちっぷりが明暗を分けそう

 1レース目は3歳以上1000万下の尾頭橋特別(中京10R)。実績上位のスズカコーズライン、ストロベリームーンらが上位人気グループを形成すると思います。

 2レース目は3歳以上1000万下の横手特別(福島10R)。比較の難しいメンバー構成で、やや支持が割れるかもしれません。

 3レース目は2歳GIIIの函館2歳S(函館11R)。土曜16時の時点ではナンヨーイザヨイに人気が集まっており、アスターペガサスらが続いていました。

 4レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の中京記念(中京11R)。こちらは土曜16時の時点だとウインガニオン、グレーターロンドン、リライアブルエース、ワントゥワンあたりが人気の中心です。

 5レース目は3歳以上オープンの福島テレビOP(福島11R)。こちらも混戦模様ですが、タイセイサミット、テオドールらはそれなりに注目を集めるでしょう。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年07月22日版]

1位 函館11R 11.ナンヨーイザヨイ
2位 中京11R 12.ロジクライ
3位 福島10R 9.マイネルアンファン
4位 中京10R 4.スズカコーズライン
5位 福島11R 10.テオドール
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 福島11R 12.ライジングリーズン
7位 福島11R 9.タイセイサミット
8位 中京10R 2.ストロベリームーン
9位 福島10R 10.リスペクトアース
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 中京11R 10.ガリバルディ
11位 函館11R 2.ガイセン
12位 福島11R 5.ダイワリベラル
13位 中京10R 8.メイショウミライ
14位 福島10R 11.スペルマロン
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 中京11R 13.ウインガニオン
16位 函館11R 16.ニヴィアン
17位 福島11R 4.ワンダープチュック
18位 福島11R 6.ゲッカコウ
19位 中京10R 3.ヤマニンレジスタ
20位 中京10R 1.ソーディヴァイン
21位 中京10R 5.アスターソード
22位 福島10R 8.フロリアヌス
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 福島10R 6.イェドプリオル
24位 中京11R 16.グレーターロンドン
25位 函館11R 9.ロードワンダー
26位 函館11R 6.アスターペガサス
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 3レース目の函館2歳S(函館11R)は勝ち上がったレースの内容がポイント。「“JRA、かつ芝、かつ出走頭数が8頭以上、かつ4コーナー通過順が3番手以内だったレース”において優勝経験のない馬」は2014年以降[0-0-0-28]と上位争いに食い込めていません。また「生月日が4月中旬以降だった馬」は2014年以降[0-0-1-25]、「前走の馬体重が480kg以上だった馬」は2014年以降[0-0-0-14]。生まれた時期が遅い馬や馬格のあり過ぎる馬は苦戦していました。今年のメンバー構成なら、やはりナンヨーイザヨイを素直に重視すべきだと思います。

 4レース目の中京記念(中京11R)は近走成績や過去の実績を素直に評価したい一戦。「“同年、かつJRA、かつ重賞かオープン特別のレース”において優勝経験がない、かつ“JRAのGIかGII”において3着以内となった経験もない馬」は2013年以降[0-1-0-29]なので、評価を下げるべきでしょう。さらに「前走の馬体重が490kg未満だった馬」は2013年以降[0-1-1-38]、「前走の条件が“東京芝1400mのレース”以外、かつ前走の着順が8着以下だった馬」は2013年以降[0-0-0-22]。これらの条件をクリアしているガリバルディ、ロジクライあたりが有力候補です。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング