◆前走1000万組で好走条件を満たすのは3頭
今年のレパードSには、前走で500万条件のレースに出走していた馬が4頭(他に川崎の交流戦勝ちが1頭)、1000万条件のレースに出走していた馬が9頭いる。最終的に出走枠に入れる馬がどこまでになるか、逆に回避する馬がどれだけ出るかは分からないが、この2グループからなにかしら出走枠には入るはずだ。
レパードSは既に9回行われたが、前走500万条件組は[0-2-0-21]とかなり苦戦している。ただ、馬券に絡んだ馬は7番人気と12番人気なので、当たると大きい。
この2頭は14年のクライスマイルと昨年のサルサディオーネ。両馬はともにレパードSで逃げた馬だった。チャンスがあるとしたら前へ行って展開利を得る形か、ということになる。
先述の登録馬4頭で逃げる可能性があるとしたらスズカアーチストあたりか。まあ、この組については出馬表が出てから「逃げるとしたら」を検討すればよいし、そもそも無理に入れる必要もない。
1000万条件組は[2-4-3-35]で、単純に言えば年1頭ペースで絡んでいる。ただ回収率は単11%・複35%と低い。理由のひとつは前走凡走馬の変わり身が無いことで、前走4着以下は[0-0-0-21]。3着以内は[2-4-3-14]だ。
さらに後者を前走人気順別で見てみると、前走1番人気が[2-1-3-3]で2番人気が[0-2-0-5]。前走3番人気以下は[0-1-0-6]と、11年のタカオノボルしか馬券に絡んでいない。
つまり、1000万条件組は「前走人気で好走してきた」という、誰にでも良い馬と分かる馬でないと厳しいわけだ。最低ラインとして前走3番人気以内かつ3着以内。実際には1〜2番人気で勝ってきた馬だけを重視すればよい。
条件を満たすのはアルクトス(前走2番人気1着)、イダペガサス(同1番人気2着)、チュウワウィザード(同1番人気3着)の3頭。この3頭とJDD組などとを組み合わせていくのが予想の基本線ということになるだろう。