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末脚キレる差しタイプの人気馬を消せ!/関屋記念

  • 2018年08月10日(金) 18時00分


◆人気を集めそうな前走上がりの速い馬は…

須田 手応えアリとのことで期待された先週のレパードSですが、3ネタで「消し」対象だったヒラボクラターシュが2着に激走。かなりいいセンいってたんですけどねえ……。

井崎 6頭を残して、そのうち5頭が6着以内に入ってるのにハズレとはね。ツキにも見放されているとなると、いよいよヤバいぞ。連敗街道からの脱出、手間取りそうだなあ。

須田 しかも、あの高配当でしょ。アレを的中できていればボクは一気に気楽になり、井崎センセイも大威張りできたんですけどねえ。あと一歩が届かないのが悔しいですなあ。

井崎 まあ、腐っていても仕方がないから、気持ちを切り替えて今週の関屋記念に全力投球といこうか! 注目はやはり、昨年も使った「前走上がりが速い馬が弱い」ネタだね。

須田 最初と二番目に出てくるヤツですな。この2ネタでリライアブルエースなど、上位人気馬がザクザク消されている気がするんですが……ホントに大丈夫なんですかね?

井崎 大丈夫かどうかまでは保証できない(笑)。でも、新潟替わりで人気を集めそうな前走上がりの速い馬が、総じてイマイチな結果であるのは紛れもない事実だよ。

須田 前走上がりが「3位以内」だった馬について調べてみたところ、昨年は6頭が出走してすべて6着以下。しかも、1〜3番人気がそこに含まれているというのは驚きですよ。

井崎 そうそう、このレースで人気になるけど来ない馬の、典型的なパターンだったりするんだよ。そりゃあ、新潟替わりがマイナスに出るなんて思わないもんなあ(笑)。

須田 末脚のキレる馬だと、最後の直線が長い新潟替わりで前進を期待するのがフツーというか。それがこれほどコロコロ負けているというのは、確かに面白いですなあ。

井崎 あとは、残った先行タイプの馬が妙に内枠に偏ったというのも、今週こそ当たってくれるんじゃないかという期待が持てるよね。内枠が好成績ではないんだけど(笑)。

須田 気持ちはわかります(笑)。では今週は、内の先行勢がガンガン競り合って前崩れ……なんてオチにならないように祈るとしましょうかね。あとはもちろん、的中を!

井崎 うん、さすがにここまで当たらないと焦る(笑)。「夏競馬全滅」なんてことになったら、須田クンの小言を年末まで聞き続けるハメになりそうだもんなあ……。

☆01番ベルキャニオン
☆02番フロンティア
☆03番スターオブペルシャ
☆05番ショウナンアンセム
☆13番ウインガニオン

・前走での上がり3F順位が3位以内だった、馬番1〜11番の牡馬
※過去10年[0-1-1-34]
●2017年該当馬→ショウナンバッハ(9着)、トーセンデューク(11着)、メートルダール(12着)
○2018年該当馬→リライアブルエース、ロードクエスト、チャンピオンルパン

・前走1番人気馬と2着以内馬をのぞく、前走上がり3F順位が3位以内だった馬
※過去10年[0-1-0-30]
●2017年該当馬→ロードクエスト(6着)、ショウナンバッハ(9着)、トーセンデューク(11着)
○2018年該当馬→リライアブルエース、ワントゥワン、プリモシーン

・前走10番人気以下だった5歳以上馬
※過去10年[0-0-0-49]
●2017年該当馬→ヤングマンパワー(4着)、レッドレイヴン(8着)、トーセンデューク(11着)
○2018年該当馬→ロッカフラベイビー

・前走、2000m戦以外で10着以下だった牡馬
※過去10年[0-1-0-38]
●2017年該当馬→ヤングマンパワー(4着)、ロサギガンティア(7着)、クラリティスカイ(16着)
○2018年該当馬→ジョーストリクトリ、ヤングマンパワー

・鞍上が継続騎乗する牝馬
※過去10年[0-0-0-10]
●2017年該当馬→ウキヨノカゼ(10着)
○2018年該当馬→エイシンティンクル、チェッキーノ、ワントゥワン

2017年残った馬→マルターズアポジー、ウインガニオン、ダノンリバティ、ダノンプラチナ、オールザゴー、マイネルハニー、ブラックムーン

【2017年結果】
1着:マルターズアポジー(○)
2着:ウインガニオン(○)
3着:ダノンリバティ(○)

2018年上半期[星取り表]:●●●●●●

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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