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レース間隔が短いのに1週間に3回の追い切り! 豪のびっくり調教事情

  • 2018年08月23日(木) 18時01分
挑戦者

▲豪での13勝目!8月から始まった新シーズンで早くに勝ち星を挙げることができた



JRAでの調教の流れを話すと不思議に思われます


 こんにちは。坂井瑠星です。

 今回は僕が滞在している南オーストラリア地区の調教のことやJRAとの違いなどについて書きたいと思います。

 まずは調教についてです。僕が普段調教に騎乗しているのはモーフェットビルという競馬場で、南オーストラリア地区では一番大きいメインの競馬場です。コースは5種類あり、大外に1周2300m、最後の直線が340mの芝コース、その内側には1周2100m、最後の直線が305mの芝コースがあります。

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▲▼調教に騎乗しているモーフェットビル競馬場


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 モーフェットビル競馬場では、毎週土曜日にこの2つの芝コースを隔週で使い分けてレースを行っています。ふたつの芝コースの内側には調教専用のポリトラックとダートコースがあり、最内にはさらに小さい、軽い調教用のダートコースがあります。

 調教日は月〜土曜日で、日曜日が休み。JRAと同じく、人も馬も週に一度休みがある流れです。

 基本的には水、土、日曜日に競馬が行われているのですが、水曜日に出走する馬以外はほとんどが火曜日に追い切りをします。

 厩舎ごとに違いはありますが、僕が所属している厩舎は芝コースでの追い切りがメインです。

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1997年5月31日、東京都生まれ。父・坂井英光は大井競馬所属の調教師、叔父も元騎手の坂井薫人という競馬一家。同期には荻野極、木幡巧也、藤田菜七子ら。2016年に栗東・矢作芳人厩舎でデビュー。2019年、ノーワンでフィリーズレビューを勝利し重賞初制覇。2020年には、ダノンファラオでジャパンダートダービーに勝利し交流GI初制覇を飾った。日本だけの騎乗でなくオーストラリア、ドバイなど多くの海外遠征にも挑戦している。

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