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南関東の一員になったトキノパイレーツとこの大井開催について

  • 2018年09月17日(月) 18時00分


トキノパイレーツが南関東の重賞に初挑戦


 美浦の相沢郁厩舎に所属し2勝を挙げ、ユニコーンSでは優勝したルヴァンスレーヴから0.9秒差の6着だった、モンテロッソ産駒のトキノパイレーツ。川崎の八木正喜厩舎の一員になり、初戦の戸塚記念トライアル準重賞の芙蓉賞は、折り合いに欠きながら早め先頭に立つも、そのまま力で押し切る強い内容で完勝。

 本番の戸塚記念も折り合いは鍵を握っていましたが、どんな強さを見せるのか注目が集まり、1番人気に推されていました。レースはスタートがゆっくりで中団後方から。勝負所で進出し先頭に並びかけるも、最後は惜しい2着でした(優勝したのはフェデラリスト産駒の岩手時代にダービーを制しているチャイヤプーン)。

戸塚記念を力走するトキノパイレーツ。結果的には2着でしたが力があることは改めて示しました


 コンビを組んだ町田直希騎手のお話では、今回は折り合いもついていたそうです。しかし、結果としてはとても残念なものとなりましたが、力があることは改めて示しました。

 レース翌日にトキノパイレーツの馬房におじゃましてみると、写真のようにのんびりまったりとくつろいでいました。

レース翌日のトキノパイレーツ。のんびりまったりくつろいでいました


 担当はトキノエクセレントやコウエイノホシ、トキノコジロー、ポッドガイなど数多くの重賞ウイナーたちを手掛けてきた坂下厩務員です。トキノパイレーツはとても大人しいお利口さんだそうです(スイッチが入って暴れた時はすごいそうですが)。普段は派手な部分は見せずにレースに行っていいという実戦型。まだトモをはじめ全体的な緩さがあるそうなので、これからの馬ということでした。

 今後の予定はまだ決まっていないそうですが、これからどんな風に成長していくのか楽しみにしています。

この大井開催も引き続き的場文男騎手のお祝いムード


 明日9月18日(火)から大井開催が始まります。前開催は、7152勝を挙げて日本記録を達成した大井の帝王・的場文男騎手のお祝いムードたっぷりだった大井競馬場ですが、この開催も引き続き味わえるそうですよ。詳細は大井競馬のホームページで確認してください。

 前開催には『マトT』という新記録達成の記念Tシャツが7152人に配布されたのですが。先日、大好きな東北楽天ゴールデンイーグルスの応援で千葉にあるZOZOマリンスタジアムのビジターエリアに行ったら、楽天のビジターユニフォームを着ている人たちの中に、その『マトT』を着ている人がいたんですよ。ビックリしました(笑)。

前開催の的場文男騎手お祝いムードのワンシーン


 9月19日(水)に実施される東京記念は今年からS1レースに格上げされました。1964年の東京オリンピックを記念して創設されたレースで、一貫して2400mのロングディスタンスで行われてきた伝統の一戦です。すでに枠順も発表されていますが、ここにも中央ファンの皆さんにとっては懐かしいリスタート組が多く出走していますよ。的場騎手はシュテルングランツに騎乗。

 次回は10月1日(月)にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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