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「WIN5史上もっとも当てやすい回」を徹底攻略!

  • 2018年09月22日(土) 20時00分


 昨日9月21日に伊吹雅也の新刊『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)が発売となりました。

 本作は、当コラム「WIN5スペシャル予想」、そしてWIN5の発売開始より前の2011年4月1日にリリースされている『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)をベースに制作した一冊です。前作ではシミュレーションを基にWIN5の特徴や攻略方法を推測し、おかげさまで多くの方にご支持いただいたのですが、本作では実際の結果に基づいた分析から最新のセオリーを提示しています。

 幸い、いち早くWIN5攻略に取り組んできた成果は、この「WIN5スペシャル予想」に表れてくれました。2016年の年頭から掲載している「伊吹式WIN5ランキング」は、本作の集計期間とした2018年6月24日終了時点で“全乗り”した場合の回収率が156.6%。さらに、1回あたり800円ずつ乗り続けていれば、65万2520円の利益が出ている計算です(詳細は本作のP002をご参照ください)。プレゼントキャンペーンも実施中ですので、ぜひチェックしていただければと思います。

 明日9月23日のWIN5は総出走頭数が50頭、総組み合わせ数が9万2160通り(土曜16時現在)。総出走頭数、総組み合わせ数ともにWIN5史上最少ですし、総組み合わせ数が10万通りに届かなかったのはこれが初めてです。これまででもっとも当てやすい回と言える一方、今回は大半のレースに断然の人気を集めそうな馬がおり、極端な低額配当で決着する可能性も高いはず。組み合わせ次第では1万円(=100倍)を切るような事態も考えられますから、買い目が膨らみ過ぎないように注意しましょう。「伊吹式WIN5ランキング」を参考にする場合も、ランキングの上位、具体的に言うなら12〜13位くらいまでの馬を重視してください。

◆“一頭勝負”の候補としては神戸新聞杯がオススメ

 1レース目は2歳オープンの芙蓉S(中山9R)。1戦1勝のジャスパージャック、ボスジラ、ミッキーブラックあたりに人気が集まるのではないかと思います。

 2レース目は3歳以上1600万下の西宮S(阪神10R)。比較の難しいメンバー構成ですが、実績上位のエアウィンザーに支持が集中するかもしれません。

 3レース目は3歳以上1000万下の外房特別(中山10R)。3歳のダイアトニック、ディロスらが注目を集めるでしょう。

 4レース目は3歳GIIの神戸新聞杯(阪神11R)。土曜16時の時点ではエポカドーロ、ワグネリアンの2頭に支持が集まっており、エタリオウが続いていました。

 5レース目は3歳以上GIIのオールカマー(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとレイデオロが人気の中心で、アルアイン、ダンビュライトが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年09月23日版]

1位 阪神11R 8.エポカドーロ
2位 阪神10R 4.サトノケンシロウ
3位 中山10R 8.ダイアトニック
4位 中山11R 2.ダンビュライト
5位 中山9R 8.ミッキーブラック
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山9R 7.ボスジラ
7位 中山9R 2.ジャスパージャック
8位 中山11R 7.レイデオロ
9位 中山10R 2.イレイション
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 中山10R 10.ディロス
11位 阪神10R 8.エアウィンザー
12位 阪神10R 5.アテンフェスタ
13位 阪神11R 3.ワグネリアン
【以上すべての馬を買うと108点買い】

14位 中山9R 1.セイウンオフロード
15位 中山11R 1.アルアイン
16位 中山10R 3.エメラルスター
17位 阪神10R 3.アルメリアブルーム
18位 阪神11R 1.ゴーフォザサミット
19位 中山9R 3.カイザースクルーン
20位 中山9R 4.ルタンブル
21位 中山11R 3.ガンコ
【以上すべての馬を買うと1152点買い】

22位 中山11R 9.ミライヘノツバサ
23位 中山10R 4.シャルルマーニュ
24位 中山10R 7.マサノヒロイン
25位 阪神10R 1.スマートエレメンツ
26位 阪神11R 2.エタリオウ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 4レース目の神戸新聞杯(阪神11R)は皐月賞以降の戦績がポイント。「“同年4月以降、かつJRA、かつ1600万下から上のクラスのレース”において連対経験がある馬」は2013年以降[5-2-1-7]と堅実です。なお「“日本ダービー”において連対経験がある馬」は2013年以降[4-0-0-0]とまったく崩れていません。ただし「前走の馬体重が460kg未満だった馬」は2013年以降[0-0-0-15]と好走例なし。この条件に引っ掛かってしまうワグネリアンよりも、馬格のあるエポカドーロを高く評価すべきでしょう。予算次第では“一頭勝負”を選んでもいいのではないかと思います。

 5レース目のオールカマー(中山11R)はキャリアの浅い馬に注目したい一戦。「出走数が26戦以上だった馬」は2012年以降[0-1-0-40]と苦戦していました。また「前走との間隔が中5週以内」だった馬は2012年以降[0-0-0-33]、「前走の出走頭数が14頭以下だった馬」は2012年以降[0-0-3-39]。臨戦過程に余裕のない馬や、少頭数のレースを経由してきた馬は過信禁物です。注目はこれらの条件をすべてクリアしているダンビュライト。コース替わりもプラスに働きそうですし、特に不安要素が見当たりません。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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