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7日夜は新装なったロンシャン競馬場で凱旋門賞!

  • 2018年10月06日(土) 12時00分
◆当日は前日まで設けられている仮柵が外され、内ラチ沿いを走る馬に有利?

 先日、東京・練馬区のふるさと文化館で開催されている「鳥瞰図〜空から見る大正昭和の旅」という企画展を見てきました。

 その名のとおり、大正から昭和にかけて描かれた日本各地の鳥瞰図がズラリと展示されています。歴史好き、旅好き、鉄道好きにはたまらない内容。でも私には、別の楽しみがありました。

 そう、それらの中に、競馬場の表記を見つけること。収蔵ケースのガラスにおでこや鼻の頭がくっつくくらいに近づいて探してみたら、これがけっこう見つかったんです。

 拙著「競馬と鉄道」にも書きましたが、競馬というのは、プロ野球やJリーグなんていうものがなかった頃から大勢の人を集めていたビッグイベント。それだけに、大正や昭和初期の“鳥瞰図全盛時代”には、各地のランドマーク的存在としてよく描かれていました。

 今回の企画展で展示されている鳥瞰図は数十点に及びますが、その中で見つけた競馬場(またはそれと思われる表記)の数も10数カ所あったはず。どの図にあったかをここに書くと、これから見に行って探してみようという方の楽しみを奪ってしまうので、あえて内緒にしておきます。

 企画展は11月4日までの開催。私と同じような趣味をお持ちの方には、自信を持ってオススメできる内容です。ぜひご覧ください!

 さてさて、7日夜は凱旋門賞。ご存知のとおり、今年は3年ぶりに新装なったロンシャン競馬場で行われます。新スタンド見学も兼ねて現地に行ってみたかったところですが、今週はJRAが3日間開催のため、8日(月)にも「ウイニング競馬」の仕事があるので断念しました。

 7日のパリの天気予報は雨模様。さらに、春の新装オープン以来指摘されてきた馬場状態の悪さは解消されていないという報道もあります。また、当日は前日まで設けられている仮柵が外され、内ラチ沿いを走る馬に有利になりそう、という記事も読みました。

 それを踏まえて出走表を見ると、連覇を目指すエネイブルは6番枠。これはいい枠のように思われます。一方、アイルランドオークス馬で4連勝中のシーオブクラスは15番枠、ロンシャンのパリ大賞を制したキューガーデンズは14番枠からのスタート。そして、ディープインパクト産駒のフランスダービー馬スタディオブマンは大外19番枠に入っちゃいました。これらは、よほど極端なレースをしない限り、内ラチ沿いに潜り込むのは難しいでしょうね。

 だったらいっそのこと、エネイブルより内枠に入った馬、クリンチャーやパタスコイあたりを絡めて買い目をまとめる、というのはいかがでしょう?

 いやぁ、これはかなり難しいレースになっちゃいました。それより、8日(月)の南部杯でゴールドドリームとルヴァンスレーヴを1、2着にした3連単フォーメーションを買ったほうが当たりそうですね!?

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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