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20年以上続く天皇賞(秋)の血統と戦歴の傾向

  • 2018年10月26日(金) 19時00分
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激走馬多数、トニービンとマイル実績馬に相性の良いレース


 20年以上前から天皇賞秋は、トニービンとマイル実績馬に相性の良いレース。

 95年の勝ち馬サクラチトセオー。97年勝ち馬エアグルーヴ。98年勝ち馬オフサイドトラップはいずれもトニービン産駒。そしてマイル重賞の実績馬。

 2桁人気での馬券対象馬も複数。94年11人気3着のロイスアンドロイス。2003年10人気3着のテンザンセイザもトニービン産駒。

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 ここ数年もトニービンの血を持つ馬は天皇賞秋で活躍。2015年の勝ち馬ラブリーデイは母系にトニービン。2013年の勝ち馬ジャスタウェイの父ハーツクライは母父がトニービン。

 スワーヴリチャードは父がジャスタウェイと同じハーツクライ。前走はマイルG1の安田記念も対応(3着)。マイル実績を残し、トニービンを持つ馬。

 ハーツクライは前走よりも距離が延びる距離延長が得意な産駒を出しやすい種牡馬。今回は得意の距離延長での出走。前走の安田記念は得意ではない短縮で出走。前走よりも能力を引き出しやすい臨戦過程でもあります。

 天皇賞秋もディープインパクトの産駒は過去5年のうち4年でいずれかの産駒が連対。

 4頭のうち2頭はマイル重賞勝ち馬。例外のうちの一頭であるスピルバーグはマイル重賞に出走もしていない馬で、同配合の兄はマイルG1勝ち馬のトーセンラー。

 同種牡馬で天皇賞秋を連対したのは4頭。いずれも母系にノーザンダンサーを持ち、3頭は母父がノーザンダンサー系。

 サングレーザーも母父がノーザンダンサー系のデピュティミニスター。マイル重賞勝利実績馬。

ノーザンファーム天栄場長・木實谷雄太(きみや・ゆうた)氏が、近日中に「血統の教室」ゲスト出演予定! 質問を大募集中です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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