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ゲートでの落馬にヒヤッと… その瞬間を振り返る

  • 2018年11月07日(水) 18時00分
太論

▲今回はファンをヒヤッとさせた先週の落馬とサイモンラムセスの進化について語ってくれました


先週土曜日の貴船S(トウケイワラウカド)では、ゲートで落馬し、ファンをヒヤッとさせた小牧騎手。『太論』にも心配する声がたくさん届きましたが、翌日予定通りに騎乗していたように無傷で済んだようです。今週はその落馬の瞬間を振り返るとともに、最近のサイモンラムセスの“進化”について語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)


あとで見たら、ヘルメットの右側がへこんでいて……


──小牧さん、ご無事でホッとしました。

小牧 なんのこと?

──トウケイワラウカド(11月3日・京都10R・貴船S)での落馬ですよ!

小牧 ああ、大丈夫。何ともないねん。足から落ちて、結果的に飛び降りたみたいな形になったからね。それより、「うわ〜、こんなんで落ちてしもうた…」と思って、恥ずかしかってん。そのときはどうして落ちてしまったのかわからんかったんやけど、パトロールを見たら、右肩をけっこう打ってたね。

──はい、思い切り激突してます。だから心配だったんです。どういう状況だったんですか?

小牧 右斜め上に向かってゲートを出てしまって。斜めに伸び上がるような感じでね。そこで僕の右肩と頭がゲートに当たって、バランスが崩れたんやね。もともとゲートがあまりよくない馬やけど、最近はそうでもなかったんやけどね。まぁいろいろありますわ。あとで見たら、ヘルメットの右側がへこんでた。

──相当強く打ったということですよね。でも、パトロールを見たら、すぐに起き上がって歩いていたので、ああ、大丈夫だなとは思ったんですけど。

小牧 うん。その瞬間も全然痛くなかったし、そのあともどこも痛くないねん。だから日曜も普通に乗って、月曜、火曜と2日間ゴルフをしたくらい元気やで。

──小牧さんのファンは、きっとあの瞬間思わず目をつむったと思いますよ。

小牧 本人は全然大丈夫。恥ずかしかっただけや。でも、結果的にカラ馬が迷惑を掛けて、馬券を買ってくれたファンをガッカリさせてしまったわけやから、より慎重にならんとアカンね。しかし、トウケイワラウカドは気持ちよさそうに走ってたなぁ(苦笑)。いつもより50キロ以上軽いわけやから当然やけどね。

──馬も人もケガがなく済んだのは不幸中の幸いでしたね。話は変わって、サイモンラムセスが今週の福島記念に登録していますが。

小牧 サイモンラムセスは翌週ちゃうかな。でも僕、今週の日曜日は福島に行きます。福島記念はね、ケントオーが入ると思ってたんですわ。だから、こっちはエリザベス女王杯でジョッキーが揃うから、その日は福島に行くわっていう話を早い段階でしていて。1頭か2頭、出走を取りやめたら入るはずやったんやけど、どうも入らんみたいでね。そんな経緯やったから、何頭か乗せてもらえる馬がいるみたいやし、予定通り行ってきますわ。

──そうなんですね。ちなみに、サイモンラムセスですが、翌週というとアンドロメダS(11月17日・京都11R・芝2000m)ですね。

小牧 そうそう。今度はもっとやれるはずやわ。このあいだ(10月28日・京都11R・カシオペアS11着)は休み明けだったし、ちょっと行き過ぎた。それ以前にね、本当はハナに行くつもりじゃなかったんですわ。

──行くつもりじゃなかったというのは、違う競馬をさせてみようと思ったんですか?

小牧 違う競馬というか、大外やったし、2番手で乗ろうかなと思ってた。もともとハナに行く馬じゃなかったから、2番手でも競馬はできるやろうと思ってね。でもね、最近速いんですわ、あの馬。ここにきて速くなってる。この前も思った以上に速くて、だったら無理に抑えることはないかなと。結果は11着やったけど、次につながる内容やったと思うし、一度使ったことで変わってくると思う。

──テンからスピードに乗る競馬は、小牧さんが教え込んだわけですからね。

小牧 そうやね。もともとは行く馬じゃなかったわけやから。春の2連勝の内容を考えたら、オープン特別なら十分にやれるはず。今度は2戦目やし、もう少し慎重に乗っていったら、いいところを見せられるんじゃないかな。
太論

春の2連勝の内容を考えたら、オープン特別なら十分にやれるはず

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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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