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欧州型ノーザンダンサー系が強調されたクラシック未勝利馬に注目

  • 2018年11月09日(金) 19時00分
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“キャリア15戦以内なら”初GIでも好走できる


 エリザベス女王杯は、欧州型血統。ノーザンダンサー系のなかでもサドラーズウェルズ系とノーザンテースト系に相性の良いレース。

 なかでも、クラシック未勝利馬とキャリア15戦以内の馬が走りやすいレース傾向も。クラシックでピークを迎えられなかった馬が上昇することもありますし、クラシックでは行なわれない2200mが適性のピークの馬が走ることもあるでしょう。

 ようは、2200mで適性とキャリアのピークを迎える欧州指向の血統馬を狙いたいレース。

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 昨年の勝ち馬モズカッチャンも父が欧州型ノーザンダンサー系のハービンジャー。GI未勝利でキャリア15戦未満の馬。

 2016年12番人気2着シングウィズジョイは母母父ノーザンテースト。キャリア15戦以内の馬でこのレースがGI初連対。

 2015年6番人気1着マリアライトは母父エルコンドルパサーがサドラーズウェルズの影響が強い種牡馬。キャリア15戦以内の馬でエリザベス女王杯がGI初出走。

 カンタービレは母父が欧州型ノーザンダンサー系でサドラーズウェルズ系のガリレオ。キャリア15戦以内のGI未勝利馬。

 父はディープインパクト。母系にサドラーズウェルズ系を持つディープ産駒はマリアライト、タッチングスピーチ、ピクシープリンセスが当レースで馬券になっています。

 コルコバードは父がステイゴールド。昨年は同種牡馬のクロコスミアが2着。それ以前もマイネオーチャードが15人気ながら4着。マイネレーツェルも14人気で4着。ステイゴールドは当レースに相性の良いノーザンテーストを持つ馬でサンデー系種牡馬では凱旋門賞でも複数の産駒で連対馬を出している欧州指向の強い馬。今回がGI初出走でキャリア15戦以内の馬。

ノーザンファーム天栄場長・木實谷雄太(きみや・ゆうた)氏が、近日中に「血統の教室」ゲスト出演予定! 質問を大募集中です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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