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ついに長いものに巻かれてみた!/マイルCS

  • 2018年11月16日(金) 18時00分

日本の競馬が根底から覆されつつある!?


須田 井崎センセイ、先週のエリザベス女王杯というか……京都開催自体がエライことになりましたなあ。センセイが「日本人ジョッキーに希望を託す」とか言うからですよ!

井崎 ああ、日曜日に1レースから11レースまで外国人ジョッキーが勝った件だな。最終で藤岡佑ジョッキーが勝ってくれたとはいえ、さすがに寂しい結果だったよねアレは。

須田 まあ、エリザベス女王杯で2着のクロコスミアをキッチリと「ヌケ」にした、センセイの予想も相変わらずの寂しさですけどね……。それにしても、印象的でしたなあ。

井崎 もうさ、日本の競馬が外国人ジョッキーの力によって、根底から覆されつつある気がするよね。消去ネタ予想の結果が振るわないのも仕方がないよなと、わりと本気で思う。

須田 過去データを予想の軸にしてしまうと、どうしても「騎手」というファクターが軽視されますからねえ。それでもまあ、責任の8割くらいはセンセイにありますけどね。

井崎 それって責任、ほとんど軽減されてないじゃないか(笑)。というわけで、さすがに尻が焼け焦げてきたので、今週は時代の流れに即したラインナップにしてみたぞ。

須田 では、マイルCSの「残った馬」から拝見していきますが……残した6頭のうち5頭までが外国人ジョッキー騎乗馬! コレって完全に、意図的に狙いにいってますヨネ?

井崎 いやいや、そんなことはないぞ(笑)。最初の消去ネタが強力で、ここでかなりの頭数が脱落しているんだけど、外国人ジョッキー騎乗馬はすべて生き残ったからさ。

須田 それだけ勝ち負けになる馬に乗っている、という証明でもありますよね。前走で2番人気以内か2着以内になっていないと、この項目をクリアできないんですから。

井崎 そうそう、いくら巧いジョッキーでも、力のない馬を勝たせることはできないからね。そう考えると、今週もおそらく外国人ジョッキーが上位を占めるんだろうなあ。

須田 気がかりなのは、最後の「関東騎手ネタ」で無理やり消された感のある、ミッキーグローリーとロードクエストの2頭。勝ち負けになる力がありそうな気がしますよ?

井崎 確かに、こういうときの横山典ジョッキーとか怖いよな(笑)。でも、ここまで押さえるとトリガミ率が高すぎるし、そこは腹をくくる。コレならさすがに当たるはず!

☆01番ステルヴィオ
☆02番ペルシアンナイト
☆07番ロジクライ
☆08番モズアスコット
☆14番エアスピネル
☆15番アエロリット

・馬番1〜2番をのぞく、前走が3番人気以下かつ3着以下だった日本馬
※過去10年[0-1-1-81]
●2017年該当馬→レーヌミノル(4着)、クルーガー(7着)、グランシルク(9着)、ムーンクレスト(10着)、ガリバルディ(11着)、サトノアラジン(12着)、ダノンメジャー(13着)、ヤングマンパワー(14着)、ジョーストリクトリ(18着)
○2018年該当馬→アルアイン、ブラックムーン、ヒーズインラブ、ジュールポレール、ウインブライト、ジャンダルム、レーヌミノル、レッドアヴァンセ、カツジ、ケイアイノーテック

・前走10着以下馬
※過去10年[0-0-0-40]
●2017年該当馬→レーヌミノル(4着)、サトノアラジン(12着)、ジョーストリクトリ(18着)
○2018年該当馬→ブラックムーン、ウインブライト、カツジ

・関東所属騎手に乗り替わる馬
※過去10年[0-0-0-5]
●2017年該当馬→該当なし
○2018年該当馬→ジュールポレール、ミッキーグローリー、ロードクエスト

2017年残った馬→ペルシアンナイト、エアスピネル、サングレーザー、イスラボニータ、ブラックムーン、レッドファルクス、マルターズアポジー、アメリカズカップ、ウインガニオン

【2017年結果】
1着:ペルシアンナイト(○)
2着:エアスピネル(○)
3着:サングレーザー(○)

2018年下半期[星取り表]:●●●●●●●△△●△●△○●●●●●●

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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