明日11月18日のWIN5は総出走頭数が64頭、総組み合わせ数が24万1920通り(土曜16時現在)とかなり少なめ。1-2レース目がそれぞれ8頭立て以下、3-5レース目がいずれも15頭立て以上と、コントラストのはっきりしたレース構成になりました。「序盤が簡単そうなレースになってくれたのはありがたい」「これなら中盤から終盤を手広く構えることができそう」と考えているプレイヤーが多いんじゃないでしょうか。

　無論、多頭数よりも少頭数の方が堅く収まりがちなのは事実で、そうした考え方が間違っているわけではありません。しかし、先週までのWIN5対象レースについて、単勝1番人気馬が勝ったレースの割合を出走頭数別に集計してみると、8頭立て以下のレースは34%、9頭立て以上のレースは29%となっていました。無視できない程度の差があるとはいえ、わざわざ人気サイド寄りの予想を心掛けるべきかと言えば、少々微妙なところです。少頭数のレースで波乱が起きるとWIN5は妙味ある配当になりがち。安易に絞ってしまわないよう、先入観なく予想を進めましょう。

◆霜月Sは臨戦過程と血統で浮上した伏兵に期待

　1レース目は3歳以上1600万下の錦秋S(東京10R)。3歳のアルクトスらが上位人気グループを形成すると思います。

　2レース目は3歳以上1000万下の衣笠特別(京都10R)。実績上位のインヘリットデール、レイズアベールあたりが支持を集めそうです。

　3レース目は3歳以上オープンの福島民友C(福島11R)。比較の難しいメンバー構成ではありますが、3歳のヒラボクラターシュに人気が集中するかもしれません。

　4レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走の霜月S(東京11R)。こちらも3歳のドンフォルティスが注目を集めるでしょう。

　5レース目は3歳以上GIのマイルCS(京都11R)。土曜16時の時点ではモズアスコットに支持が集まっており、アエロリットらが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年11月18日版]

1位 福島11R 14.ヒラボクラターシュ
2位 京都10R 6.インヘリットデール
3位 東京10R 1.バレッティ
4位 京都11R 15.アエロリット
5位 東京11R 14.ドンフォルティス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京11R 12.ダンツゴウユウ
7位 東京11R 1.アキトクレッセント
8位 東京11R 5.ダノングッド
9位 京都11R 1.ステルヴィオ
10位 東京10R 8.クレマンダルザス
【以上すべての馬を買うと16点買い】

11位 京都10R 5.リュヌルージュ
12位 福島11R 10.コスモカナディアン
13位 東京11R 13.サンライズメジャー
14位 京都11R 2.ペルシアンナイト
【以上すべての馬を買うと120点買い】

15位 東京10R 3.アルクトス
16位 京都10R 7.レイズアベール
17位 福島11R 12.ノーブルサターン
18位 東京11R 6.サクセスエナジー
19位 京都11R 8.モズアスコット
20位 京都11R 3.アルアイン
21位 京都11R 13.レッドアヴァンセ
22位 東京10R 2.レッドオルバース
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 東京10R 7.シュナウザー
24位 京都10R 1.テーオービクトリー
25位 京都10R 3.バケットリスト
26位 福島11R 2.ハーベストムーン
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目のマイルCS(京都11R)は多頭数、かつ格の高いレースで善戦してきた馬が中心。「“同年、かつJRA、かつ16頭立て以上、かつGIならびにGIIのレース”において5着以内となった経験のない馬」は2013年以降[0-1-1-40]と苦戦しています。また「前走の着順が4着以下だった馬」は2013年以降[2-0-1-50]。基本的には前走好走馬が強いレースです。さらに「父がディープインパクト以外の種牡馬、かつ前走の距離が1600m未満だった馬」も2014年以降[0-1-0-14]と期待を裏切りがち。これらの条件をクリアしているアエロリット、ステルヴィオが有力と見ていいでしょう。

　4レース目の霜月S(東京11R)は臨戦過程がポイント。「前走の距離が1400m未満だった馬」は2014年以降[0-0-0-15]、「前走との間隔が中4週以内だった馬」は2014年以降[0-0-1-21]と、優勝争いに食い込めていません。なお「父がミスタープロスペクター系種牡馬だった馬」は2014年以降[4-1-3-13]と堅実でした。実績上位のドンフォルティスあたりは無視できませんが、アキトクレッセント、ダノングッド、ダンツゴウユウらにもチャンスはあると思います。