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ストップ・ザ・ノーザンファーム!2歳女王の座を巡る熱き戦い(辻三蔵)

  • 2018年11月27日(火) 18時00分

来年もノーザンファームが独走?それとも…


 今年の秋のJRA・GI競走はノーザンファーム生産馬の独壇場(京都競馬場で行われたJBC3競走除く)。ノーザンファーム生産馬が全7勝中6勝。出走頭数40頭は出走総数(112頭)の36%を占めており、2位の社台ファーム(10頭)を大きく上回る。

 先週11月25日に行われたジャパンカップではノーザンファーム生産のアーモンドアイが優勝し、今年のJRA・GI12勝目。昨年同牧場が記録した年間11勝を1カ月以上残して更新した(データは2018年11月26日現在)。

 今年最初の2歳GI・阪神ジュベナイルF(12月9日、阪神芝1600m)にはノーザンファーム生産馬が6頭特別登録。

 2008年以降、阪神ジュベナイルFの生産者別成績ではノーザンファーム生産馬が最多の7勝。馬主別成績ではサンデーレーシングが[5-1-2-11](勝率26%、複勝率42%)と好成績を残している。

 サンデーレーシング所有の2歳牝馬では、サウジアラビアロイヤルC(GIII)を圧勝したグランアレグリア(美浦・藤沢和厩舎)がエース格。断然の優勝候補だったが、主戦のルメール騎手が香港遠征で乗れず、朝日杯フューチュリティSに出走予定を延ばした。

 サンデーレーシング所有馬は、牡馬相手にアイビーS(オープン)を快勝したクロノジェネシス(栗東・斉藤崇厩舎)、オープン馬4頭を兄姉に持つトロシュナ(美浦・大竹厩舎)が特別登録。

 クロノジェネシスを管理する斉藤崇史調教師(36歳)は開業3年目で自己最多のJRA22勝を記録。その内13勝をノーザンファーム生産馬で挙げており、次代を担う若手トレーナーして初タイトルが欲しいところだ。

 他にもノーザンファーム生産馬はファンタジーSを制したダノンファンタジー(栗東・中内田厩舎)、アルテミスS2着のビーチサンバ(栗東・友道厩舎)など有力馬が顔を揃えた。

 一方、ライバルの社台ファーム生産馬は6頭が特別登録。中でもアルテミスS優勝馬シェーングランツ(美浦・藤沢和厩舎)が筆頭格。

 鞍上の武豊騎手は今年、JRA・GI未勝利。武豊騎手は騎手人生31年でJRA・GI未勝利は3回だけ(1987年、2011年、2014年)。前人未到のJRA通算4000勝を達成したメモリアルイヤーに花を添えるためにも、勝ちたい気持ちは強いはずだ。

 ノーザンファームの独走は続くのか、それともストップ・ザ・ノーザンファームを成し遂げるのか。来年の牝馬クラシック戦線を占う上でも乙女たちの熱き戦いに注目だ。

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