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【騎手のGIコース解説】ヤマニンシュクル、ウオッカで勝利 四位洋文騎手が阪神JFの阪神芝1600mを解説(無料公開)

  • 2018年12月02日(日) 18時01分
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▲新旧両コースで阪神ジュベナイルフィリーズを優勝している四位洋文騎手(撮影:大恵陽子)


2006年より新設された外回りコースで実施されるようになった阪神ジュベナイルフィリーズ。2003年ヤマニンシュクル、2006年ウオッカと、新旧コース両方で優勝経験のある四位洋文騎手にコースの特徴を伺いました。かつて外枠不利とされていた時代と比べると、このコースの優勝馬はあることに反映されやすくなったと言います。新旧コースの比較も含めた解説をどうぞ。
(取材・構成:大恵陽子)

フェアなコース


――阪神競馬場に外回りコースが新設されたのは2006年12月。旧コースの阪神1600mは外枠不利というイメージがありました。四位騎手は旧コース時代の2003年、8枠16番ながらヤマニンシュクルで阪神JFを制覇されましたが、どんな印象がありますか?

四位 僕の時はたまたま外枠で勝ったけど、昔のコース形態はやっぱり基本的に外枠不利でした。スタートしてからすぐカーブがあって、向正面に入るまでがどうしてもごちゃつきやすかったです。そこでスムーズにいかないと挽回が難しいコースでしたね。枠順や並びがすごく重要になったと思います。

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▲不利とされていた外枠からヤマニンシュクルを勝利へ導いた(C)netkeiba.com


――外回りコースで初めて実施された阪神JFをウオッカで制覇されました。1枠2番で道中は逃げ馬の後ろのインコースに控えてのレース。ペースや展開などはどう変わりましたか?

四位 昔のコース形態はみんながポジションを取り合うのでハイペースになりやすかったです。でも、外回りコースができてまず1つは最後の直線が長い(Aコースで474m)ので、ジョッキー心理としては前半で別に慌てる必要もないし、力があれば直線だけで挽回もできるようになりました。紛れはない感じがしますよね。力ある馬が力を出せるコースだと思いますよ。ただ、みんな基本的にゆっくり構えるので、スローペースになって上がり競馬になりやすい感じはします。

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▲現在は「力ある馬が力を出せるコースだと思いますよ」(C)netkeiba.com


――同コースで行われた2016年朝日杯フューチュリティステークスではサトノアレスに騎乗し、4コーナーをいい勢いで上がっていく姿が印象的でした。

四位 あのレースも前半は慌てる必要はないので馬とのリズムを合わせて、ラスト半マイルくらいからじわじわ仕掛けていって、最後は外に出して……という感じでした。力がある馬が本当に力を出しやすいですね。昔だと「前半でいい所を取れなかったからダメだったな」っていうのがあったけど、いまの形態は言い訳ができないコースというか、どの馬にとってもフェアだと思います。

――外回りコースになってからウオッカもそうですが、クラシックで活躍する馬が多いですね。

四位 やっぱり、あとに繋がりますよね。力を出しやすいコースだから、力通り決まることが多いんじゃないですか。フェアなコースだから、次の年のクラシックにも反映されると思います。

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