亀谷敬正の動画番組「血統の教室」がスタート!【全編無料】チャンピオンズCでは「ヴァイスリージェント系」の血が目立つ
ジャパンカップはアーモンドアイが2分20秒6で優勝。1、2着馬はキングマンボとサンデー系で父と母父が組み合わされた馬。3-6着馬は父がサンデー系。7、8着馬はサンデーの血を持つ馬でG1連対実績がない馬。9、10、11着馬は海外G1でも連対実績はあるが、サンデーもキングマンボも持たない馬。
ジャパンカップのような馬場コースでは、サンデーとキングマンボの血を持つことは当然であり「どのように濃くしていくか」の戦いですらあります。
このような極端な時計、馬場になって、他国の馬が勝負にすらならない決着だと「ガラパゴス馬場」なんて、言われてましたが…ほとんどのコースは実はガラパゴスなんですよね。
今週行われるチャンピオンズCも「ダートコース」と名付けられていますが、アメリカのダートから見ればガラパゴスコース。「高低差のあるサンドコース」と呼ぶほうがふさわしいのではないでしょうか。
【厳選・勝負予想!】亀谷敬正のチャンピオンズC予想を公開予定! そして、JCがサンデーとキングマンボの血に偏るのと同じように、チャンピオンズCも特定の血に偏りを見せます。
今までのチャンピオンズCで目立つのは「ヴァイスリージェント系」の血。複数の穴馬が4L系統(父、母父、母母父、父母父系)のいずれかにヴァイスリージェントの血を持っていました。
昨年も1、2着馬は父か母父がヴァイスリージェント系。一昨年も勝ち馬がヴァイスリージェント系で3着馬がヴァイスリージェント系を持つ馬。3年前の勝ち馬、3着馬もヴァイスリージェント系を持つ馬。(全出走馬の4L系統は亀谷ホームページの「スマート出馬表」で無料閲覧できます)
ヴァイスリージェント系は、アメリカのダートでは華々しい結果を出していません。産駒が少ないのも需要がないから。
日本の芝中距離でも主流にはなれませんが、その代りに日本のダート(サンドコース)やマイル以下G1では結果を出す血統。
ダートの本場米国では「異端」の血統が、日本のダート(サンド)1800mの中京にはフィットするのです。
ヴァイスリージェント系同様、日本のダートG1で強さを見せる血統として注目したいのがシンボリクリスエス。
ヴァイスリージェント系と同じように日本でもアメリカでも主流の系統にはなれていませんが、様々なG1レースで産駒が結果を出しています。
日本のダートのG1では、サクセスブロッケンを輩出。芝マイルのG1勝ち馬(ストロングリターン、アルフレード)も出し、さらにエピファネイアはJCを優勝。
母父シンボリクリスエスに(今のところ)障害の名馬オジュウチョウサン。ダービー馬レイデオロ。
シンボリクリスエス産駒の当レースへの産駒出走数は1頭だけですが、今年はルヴァンスレーヴとサンライズソアが出走を予定。今まで産駒の出走数がほぼ出ていませんでしたが、日本のダート中距離コースへの適性、スケールに優れた血。
今年、産駒が上位を占めることでシンボリクリスエスを「日本のサンドコースの名種牡馬」だと知らしめる絶好の機会!? かもしれません。
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