スマートフォン版へ

人気馬で消せるのはファンタジスト!?/朝日杯FS

  • 2018年12月14日(金) 18時00分

またしても「配当がつかない」に悩まされそうな気が…(苦笑)


須田 手広く勝負してラッキーパンチを狙った先週の井崎センセイでしたが、ほぼ人気通りに決まる堅い決着で、しかも3着のビーチサンバがヌケ。つまり、大トリガミです!

井崎 強そうな2頭がそのまま強いという、ホントにそのままの結果だったもんなあ。そして、またしても外国人ジョッキーの勝利。この流れ、最後まで続くのかねえ……。

須田 いきなりボヤキですか(笑)。でも、外国人ジョッキー騎乗の人気馬から買えば簡単に当たるワケで、馬券自体はかなり買いやすいと思うんですよ。配当つきませんけど。

井崎 その「配当がつかない」が大問題なんだよなあ(笑)。そして今週の朝日杯FSも、ソレにかなり悩まされそうな気がするよ。グランアレグリア、大人気だろうからねえ。

須田 2016年にミスエルテが1番人気に推されていますが、あのときは4着。ダノンファンタジーが阪神JFを制したことで、なおさら人気になるでしょうけど、どうですかねえ。

井崎 輸送もあるし、おそらく人気ほど楽ではないよね。でも逆らえるかといえば……なかなか厳しいものがあるなあ。無敗馬でもあり、消去ネタも余裕でパスしちゃったよ。

須田 消去ネタ予想にとって、無敗馬は大敵ですもんね(笑)。でも、3戦3勝のファンタジストが前走距離ネタで「消し」となっているのは、ちょっと気がかりですよ。

井崎 うん、すごく迷った。でも「芝1400m以下からの距離延長組が弱い」というのは、中山でやっていた頃から続いているレースの特色だからね。買いづらい面はあるよ。

須田 同じ重賞勝ち馬ならば、芝1600mを勝ってきたグランアレグリア、アドマイヤマーズ、ケイデンスコールのほうが期待できると。確かにそういう傾向はありますよね。

井崎 それに、人気で「消し」勝負できそうな馬が、ほかに見当たらない(笑)。さすがに連続でのトリガミは避けたいし、だからといって無茶もできないし、悩ましい!

須田 メチャクチャ意図的な消しじゃないですか(笑)。センセイがそういうことをやると、ほとんどの場合ろくな結果にならないんですが……今回はどうなるでしょうねえ。

井崎 ファンタジストとマイネルサーパスで決まるとさすがにキツいから、それだけは何としても避けたい(笑)。手応えは悪くないし、そろそろいい結果を期待したいねえ。

☆02番グランアレグリア
☆05番マイネルサーパス
☆06番アドマイヤマーズ
☆11番ケイデンスコール

・デビューから5戦以上を消化している馬
※過去4年[0-0-0-14]
●2017年該当馬→ダブルシャープ(9着)、アサクサゲンキ(10着)、ケイティクレバー(11着)、イシマツ(16着)
○2018年該当馬→ディープダイバー、イッツクール、ヒラソール、コパノマーティン

・外国人騎手の騎乗馬をのぞく、前走1400m以下戦出走馬
※過去4年[0-0-1-23]
●2017年該当馬→ダノンスマッシュ(5着)、カシアス(7着)、アサクサゲンキ(10着)、ムスコローソ(13着)、アイアンクロー(14着)、ヒシコスマー(15着)
○2018年該当馬→アスターペガサス、ディープダイバー、イッツクール、ヒラソール、ニホンピロヘンソン、ファンタジスト

・前走、1600m戦以外に4番人気以下で出走していた馬
※過去4年[0-0-0-22]
●2017年該当馬→カシアス(7着)、アサクサゲンキ(10着)、ケイティクレバー(11着)、アイアンクロー(14着)、ヒシコスマー(15着)、イシマツ(16着)
○2018年該当馬→クリノガウディー、ディープダイバー、イッツクール、ヒラソール、コパノマーティン、エメラルファイト

・前走で未勝利戦に出走していた馬
※過去4年[0-0-0-5]
●2017年該当馬→ライトオンキュー(12着)
○2018年該当馬→ソルトイブキ、ヒラソール

・外国人騎手の騎乗馬をのぞく、前走馬体重459キロ以下馬
※過去4年[0-0-0-16]
●2017年該当馬→フロンティア(8着)、アサクサゲンキ(10着)、ケイティクレバー(11着)、アイアンクロー(14着)
○2018年該当馬→ドゴール、ディープダイバー、ヒラソール

2017年残った馬→ダノンプレミアム、ステルヴィオ、タワーオブロンドン、ケイアイノーテック、ファストアプローチ

【2017年結果】
1着:ダノンプレミアム(○)
2着:ステルヴィオ(○)
3着:タワーオブロンドン(○)

2018年下半期[星取り表]:●●●●●●●△△●△●△○●●●●●●○△●△

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング