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【有馬記念】スローならダンジグが波乱の立役者も、持続戦なら順当か

  • 2018年12月16日(日) 18時00分
過去5年の有馬記念(13〜17年)において、上がり3Fとも11秒台だったのが14年。2Fが11秒台だったのが17年と15年。1Fだけ11秒台だったのが16年と13年。17年(1人気-8人気-3人気で決着)、15年(8人気-5人気-4人気)、14年(5人気-人9気-1人気)が波乱となったのに対し、16年(1人気-2人気-3人気)、13年(1人気-4人気-2人気)は堅い決着で、スローの上がりのケイバになると波乱の目、流れて持続戦になると力どおりの決着になりやすい。

またキセキが緩みないペースで逃げるとすると、今年は大きな波乱はないかも。スローになったときはクイーンズリング(母父アナバー)、ゴールドアクター(父父グラスワンダー)、ジェンティルドンナ(母父ベルトリーニ)とダンジグの血を引く馬が大駆けしている。(解説:望田潤)


オジュウチョウサン
全兄にケイアイチョウサン、全弟にコウキチョウサン、伯父に交流受賞2勝アルアランがいる。ステイゴールド産駒らしいしなやかな体質だが、脚捌きには母父のロベルト系の影響も見られる。トボトボと燃費のいい走りで走りつづけるステイヤーで、障害で培ったスタミナを平地でも如何なく発揮。ただし前走にしてもロンスパの持続戦で、良馬場でG1クラスと互してスピードや瞬発力も要求されるとさすがに辛いかも。
距離○ スピード△ 底力○ コース○

キセキ
母母ロンドンブリッジは

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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