過去5年の有馬記念(13〜17年)において、上がり3Fとも11秒台だったのが14年。2Fが11秒台だったのが17年と15年。1Fだけ11秒台だったのが16年と13年。17年(1人気-8人気-3人気で決着)、15年(8人気-5人気-4人気)、14年(5人気-人9気-1人気)が波乱となったのに対し、16年(1人気-2人気-3人気)、13年(1人気-4人気-2人気)は堅い決着で、スローの上がりのケイバになると波乱の目、流れて持続戦になると力どおりの決着になりやすい。
またキセキが緩みないペースで逃げるとすると、今年は大きな波乱はないかも。スローになったときはクイーンズリング(母父アナバー)、ゴールドアクター(父父グラスワンダー)、ジェンティルドンナ(母父ベルトリーニ)とダンジグの血を引く馬が大駆けしている。(解説:望田潤)
オジュウチョウサン全兄にケイアイチョウサン、全弟にコウキチョウサン、伯父に交流受賞2勝アルアランがいる。ステイゴールド産駒らしいしなやかな体質だが、脚捌きには母父のロベルト系の影響も見られる。トボトボと燃費のいい走りで走りつづけるステイヤーで、障害で培ったスタミナを平地でも如何なく発揮。ただし前走にしてもロンスパの持続戦で、良馬場でG1クラスと互してスピードや瞬発力も要求されるとさすがに辛いかも。
距離○ スピード△ 底力○ コース○
キセキ母母ロンドンブリッジは