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アザラシのシャドーロールで話題!イチャキナ 引退しても「みんなのイッちゃん」オーナーの想い(2)

  • 2018年12月25日(火) 18時00分
第二のストーリー

▲アザラシを乗せてイッちゃんも思わずにっこり?!


ファンの皆さんと一緒に見守っていけるスタンスで…


「馬運車から降りてきた時は、小さい馬だなという印象でしたが、ごく普通だったんですよ。ただ皮膚病が結構あって、競馬での疲れがあるのかなという感じがしました」

 繋養先である阿見乗馬クラブ代表の松永光晴さんは、イチャキナが到着した時の様子をこう話した。

「今はだいぶ落ち着いてきました。ただ性格がきついので、人間に対しても噛みついたり蹴ったりするんですよね。馬同士でもイッちゃんの方が行くんです。大きい馬に対しても向かっていくんですよ。最近はだいぶ丸くなってきました。今はイッちゃんより年下の若い牝馬がいて、その馬たちがうるさいので、洗い場に繋いだ時なんかはイッちゃんの方が大人しいですよ。自分が先輩だとわかっているのかもしれないですね」(松永さん)

第二のストーリー

▲現役引退から1年。環境に慣れたお転婆娘、最近はだいぶ丸くなった


 環境に慣れるのに時間がかかったというイチャキナだが、昨年12月21日に最後のレースを終えて阿見乗馬クラブにやって来て1年が経ち、徐々に環境にも慣れ、持ち前の気の強さを発揮しつつも、成長を見せているようだ。

 一方、イチャキナを引き取ったAさんは、愛馬と対面して気持ちに変化が起こっていた。

「小さくて可愛かったですね。それに冬毛が結構生えていて皮膚病もあって、けなげでほっとけないように感じてしまって…。会ってしまうと自分の手を離れるというのが考えられなくなってしまいました。それで自分で面倒を見ていきたいという気持ちになり、引退馬協会の再就職支援プログラムのお話は申し訳なかったのですがお断りさせて頂きました。

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北海道旭川市出身。少女マンガ「ロリィの青春」で乗馬に憧れ、テンポイント骨折のニュースを偶然目にして競馬の世界に引き込まれる。大学卒業後、流転の末に1998年優駿エッセイ賞で次席に入賞。これを機にライター業に転身。以来スポーツ紙、競馬雑誌、クラブ法人会報誌等で執筆。netkeiba.comでは、美浦トレセンニュース等を担当。念願叶って以前から関心があった引退馬の余生について、当コラムで連載中。

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