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中山のG1に強い血統に注目

  • 2018年12月27日(木) 19時00分
【厳選・勝負予想!】亀谷敬正のホープフルS予想を公開予定!

今の馬場で最も注目すべきは系統は…


 ホープフルSはステイゴールドが強いレース。過去の当レースに出走した2頭の産駒はいずれも馬券になりました。

 昨年3着のステイフーリッシュは8人気。一昨年2着のマイネルスフェーンは8人気。そして2014年は母父ステイゴールドのブラックバゴが9人気で3着。

 ステイゴールド産駒が当レースに相性が良いのは「最終週の中山G1に合う血統」だから。もっともG1の多くは最終週がほとんどなので、単純に中山芝G1に強い血統でもあるわけですが。

 今年のホープフルSにはステイゴールドの血を持つ馬は登録していませんが「年末の中山芝中長距離に強い血統」が今年も走りやすいのではないでしょうか。

 ニシノデイジーはハービンジャー産駒。有馬記念も同種牡馬の産駒が優勝。さらに母父アグネスタキオン。母母父セイウンスカイはいずれも皐月賞馬。皐月賞はホープフルSと同じ中山芝2000mのG1。ただし、ニシノデイジーは全3勝が400mで「割れない」1800m。400mで「割れる」2000mの適性はまた別なものが要求はされます。

 ブレイキングドーンはヴィクトワールピサ産駒。同種牡馬は現役時代に有馬記念と皐月賞で優勝。どちらのレースも「中山最終週のG1」

 さらに母系にキングマンボ系。先週の有馬記念も1、2、4着は欧州型ミスプロ系のキングマンボ系を持つ馬。3着馬はヴィクトワールピサも持つ欧州型ミスプロ系のマキャベリアンを持つ馬。今の馬場にも合う血統。

 2歳馬にとっては年末の中山芝2000mはタフな馬場。欧州指向の重厚な血統を母方に積んでいることも歓迎。

 サートゥルナーリアは父がキングマンボ系のロードカナロア。先に書いたように有馬記念もキングマンボ持ちが1、2、4着。

 兄のエピファネイア、リオンディーズはいずれも2歳重賞勝ち馬。兄のグローブシアターも当レースで3着。

 タニノドラマは父がロベルト系のタニノギムレット。ロベルト系も最終週の中山芝G1に強い系統で、当レースの勝ち馬も2年連続でロベルト持ち。

 母父はキングマンボ系。再三書いてますように、今の馬場で最も注目の系統。

※2019年初回の更新は金杯についてのレース展望をお届けいたします。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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