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菊花賞からの馬は相性が良い日経新春杯

  • 2019年01月11日(金) 18時00分

意外に堅く決まるハンデ戦だが…


 日経新春杯はハンデ戦のわりに堅いところのある重賞で、過去10年全馬を均等買いした場合の回収率は単複ともに60%台。一見危険な人気馬のように見える馬があっさり来てしまうようなこともあるので、あまり考えすぎないほうがよいのかもしれない。

 1番人気になるかどうかはともかく、上位人気になりそうなのがグローリーヴェイズ。4歳馬の強いレースだし、中でも菊花賞からという馬はこのレースと相性が良いので、素直に評価するほうがよいのかと思う。この馬自身菊花賞当時は人気薄で5着だったわけで正直どの程度強いのか計りかねるが、他の菊花賞出走馬はすべて2ケタ着順なのでこの馬を推すしかない。

 仮に他の菊花賞出走組をもう1頭選ぶとしたらメイショウテッコンか。ウインテンダネスやロードヴァンドールがいるので楽に単騎逃げというのは望みづらいが、それでも自分の形に持ち込んだときには怖い存在だ。

 古馬ではムイトオブリガードが当然人気になる。アルゼンチン共和国杯当時から+1キロのハンデなら同レベルの走りは期待できるし、今回は相手もそれほどしんどくない。東京戦を続けたので京都適性が分からないが、馬自身は本格化とともに自在性が出てきているし、あっさりこなす可能性はある。

 前走条件戦組も強いレースなので今回だとルックトゥワイスあたりもそれなりに売れそう。ただ、このレースの前走条件戦組というと基本的には若い馬が来るもので、近年の例外というと昨年のパフォーマプロミスぐらい。前々走で重賞を既に走っている6歳馬となると、評価が難しいところだ。

 同じ6歳・前走準オープン組なら、シュペルミエールのほうが魅力的に見える。これまで馬券の対象から外れたのは菊花賞だけだし、長期休養していたぶん未知の部分を大きく残している。1年半ぶりの出走でも古都S2着したくらいだから、このコースも悪いはずがない。

 ノーブルマーズ、ガンコといったところも気にならなくはないが、6歳の前走JC組ではウインテンダネスを支持したい。単純に当時の最先着馬でもあるし、ムイトオブリガードと比較したときアルゼンチン共和国杯当時1キロ差→今回同斤なので、ムイトオブリガードが人気になるならこの馬も足りるはずという勘定になる。

 過去10年の日経新春杯で10番人気以内ながら馬券に絡んだ馬は4頭いるが、うち3頭は牝馬だった。3頭とも前走がオープン+年が明けて持ちハンデが1キロ減った形だったので今年は該当馬がいないが、単に牝馬で今回斤量減という条件だけならサラスが満たす。穴候補として挙げておきたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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