今週末のJRAは3日間開催。明日1月13日だけでなく、明後日1月14日にもWIN5が発売されます。なお、明日1月13日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が86万160通り、明後日1月14日のWIN5は総出走頭数が63頭、総組み合わせ数が31万1040通り(土曜16時現在)。難度が大きく異なるので注意しましょう。ちなみに、対象5レースの展望を踏まえた私個人の見解としても、明後日1月14日は手頃な配当で決着する可能性が高そうです。

　本稿で展望するのは明日1月13日のWIN5。総組み合わせ数は出走取消の影響で史上最少となった前回1月6日(8万4240通り)の十倍以上になりました。波乱を期待できそうなレースがいくつかありますし、場合によってはかなりの高額配当が飛び出すかもしれません。

◆ニューイヤーSも中山や阪神に実績のある馬が強い

　1レース目は4歳以上1000万下の五条坂特別(京都9R)。戦績に安定感のあるジョーダンキングが注目を集めると思います。

　2レース目は4歳以上1600万下のサンライズS(中山10R)。前走好走馬が少ない分、実績上位のアドマイヤナイトらに支持が集まるでしょう。

　3レース目は4歳以上1600万下の新春S(京都10R)。こちらも比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

　4レース目は4歳以上オープンのニューイヤーS(中山11R)。重賞でも善戦していたサーブルオールが人気を集めそうです。

　5レース目は4歳以上GII、ハンデキャップ競走の日経新春杯(京都11R)。土曜16時の時点ではグローリーヴェイズ、ムイトオブリガードあたりに支持が集まっていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2019年01月13日版]

1位 京都9R 13.ジョーダンキング
2位 京都10R 16.メサルティム
3位 京都11R 5.シュペルミエール
4位 中山10R 11.カイザーメランジェ
5位 中山11R 10.ハーレムライン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山11R 14.ストーミーシー
7位 中山11R 2.ウインファビラス
8位 中山10R 13.エイシンデネブ
9位 京都11R 2.グローリーヴェイズ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 京都10R 1.サンラモンバレー
11位 京都9R 6.オクラホマ
12位 中山11R 13.ミュゼエイリアン
13位 中山10R 14.アドマイヤナイト
14位 京都11R 16.ムイトオブリガード
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 京都10R 8.ライラックカラー
16位 京都9R 1.サマーサプライズ
17位 中山11R 12.キャプテンペリー
18位 中山11R 3.サーブルオール
19位 中山10R 5.レーヴムーン
20位 中山10R 2.メイショウカズヒメ
21位 中山10R 10.イオラニ
22位 京都11R 10.ルックトゥワイス
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都11R 6.サラス
24位 京都10R 6.ミリッサ
25位 京都10R 7.テーオービクトリー
26位 京都9R 2.コマビショウ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の日経新春杯(京都11R)はコース適性を重視したい一戦。「“前年以降、かつ京都、かつ1900m以上のレース”において3着以内となった経験のない馬」は2010年以降[0-2-2-60]と苦戦しています。また「馬齢が6歳以上だった馬」は2010年以降[1-1-3-63]、「前走の着順が9着以下だった馬」は2010年以降[0-0-2-50]と、それぞれあまり上位争いに食い込めていません。今年は出走馬の大半が何かしらの不安を抱えているものの、比較的信頼できそうなのはグローリーヴェイズ、シュペルミエールの2頭。グローリーヴェイズはコース適性が高い馬とみなして良いでしょうし、6歳とは言えキャリアが浅いシュペルミエールも大きく評価を下げる必要はないはずです。

　4レース目のニューイヤーS(中山11R)もコース適性がポイント。「“中山・阪神、かつ1600m以下、かつ重賞・オープン特別のレース”において連対経験のない馬」は2015年以降[1-0-0-23]なので過信禁物と見るべきでしょう。また「前走の距離が1400-1600m以外の距離だった馬」も2015年以降[0-1-0-17]と勝ち切れていませんでした。これらの条件をクリアしているストーミーシー、ハーレムラインに加え、阪神芝1600m外のGIで連対経験があるウインファビラスあたりをマークしておくべきだと思います。