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東海Sはネオユニヴァースのクセがカギ?!

  • 2019年01月18日(金) 19時00分

前走からのローテーションにクセが出やすい


「1頭の種牡馬のクセを覚えるだけでも馬券は当たる」

「競走馬は走る距離を知らないので、ローテーション(前走距離経験)の影響を受ける」

 とは、常々書いてることですが、昨年の秋以降のダート重賞は「ネオユニヴァースの上げ下げだけ」でも、随分とおいしい馬券を手に入れました。

 今年の東海Sにはネオユニヴァース産駒が2頭出走予定。同種牡馬の産駒は昨年末の同コースG1でもウェスタールンドが8人気で2着。

 2016年以降の当コース成績も3着以内ランキングは6位。複勝回収率は152%。

 さらに、ネオユニヴァース産駒は「前走からのローテーション」で発揮できるパフォーマンスのクセが出やすい特徴も。

 たとえば、ウェスタールンドは「前走からの延長でパフォーマンスを上げる代わりに、短縮ではパフォーマンスを下げるクセ」を持ちます。これはネオユニヴァース産駒の典型的なクセでもあります。

 ウェスタールンドの3走前シリウスSは7人気ながら、本命に推奨。勝ち馬と同タイムの2着でしたが、この時は「延長」ローテ。そして2走前の武蔵野Sは3人気に支持されましたが苦手な「短縮」ローテ。評価を落とせたおかげもあり、7人気で2着に走ったクインズサターンを本命に推奨できました。

 さらに前走のチャンピオンズCは「延長」ローテ。武蔵野Sで凡走したおかげで8人気に落ちたのですが、今度は4番手に評価を上げました。1、3着馬を本命、対抗にしていたので、本線で的中。ネオユニヴァースのクセを知っていれば、近走は人気薄でおいしい馬券を取れますし、人気で消せておいしい思いもできたわけです。

 東海Sに出走を予定しているグレンツェントもウェスタールンドと同じネオユニヴァース産駒。同じようにパフォーマンスの上げ下げを予想しやすい馬。

 前走の武蔵野Sは「短縮」で9着。2走前の川崎記念は「延長」で4着。3走前のチャンピオンズCは「短縮」で10着。4走前のJBCクラシックは「延長」で5着。…ということで「延長」の今回はコース相性も含めて評価を上げることになります。

 スマハマもネオユニヴァース産駒。今回は前走よりも距離「延長」での出走。ネオユニヴァース産駒のクセからは「買い」の局面です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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