ハンデにおいては有利なのだが…
今週のシルクロードS予想は、ちょっと悩ましいことになりそうだ。
人気が予想されるのはダノンスマッシュとラブカンプー。この2頭の共通項といえば明け4歳馬ということである。しかし、シルクロードSはなぜか4歳馬の成績が良くないのだ。
過去10年の年齢別成績は以下の通り。
4歳馬はのべ31頭出走しているが、1番人気に推された馬でも[1-1-0-4]、2〜3番人気だった馬が[0-0-0-5]。一般的に4歳馬は無駄に重いハンデを背負うことがない(過去の良績でついたハンデを引きずることがない)ので、これはなんとも不可思議なことである。
今回人気の2頭に有利な考え方をするなら、そもそもこれまで重賞級の4歳馬が出ていなかった(そのわりに人気にはなっていた)という解釈は成り立つ。過去10年、前走が重賞の明け4歳馬は13頭いたが、前走3着以内馬は2頭だけで、そのうちの1頭がここで優勝したロードカナロアである。
ただ、この時期に移った00年以降でも4歳馬は[1-5-3-53]、うち前走重賞3着以内馬は[1-0-1-5]なので、積極的に買うのは理屈以前に心理的に怖い。人気2頭を嫌うことはしないが、例えばこの2頭を◎○にしてしまうようなことは避けようかと個人的には考えている。