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アザラシのシャドーロールで話題!イチャキナ 新たな物語 これからゆっくりと歩んでいきます(5)

  • 2019年01月22日(火) 18時00分
第二のストーリー

▲イチャキナと担当していた元厩務員の若林佳樹さん


遊び心少々、愛馬心大さじ1


 イチャキナのファン感謝デーは、温かい雰囲気のとても居心地の良い空間だった。阿見乗馬クラブの松永光晴さんは、馬の仕事を離れて料理人として仕事をしていた時期があった。クラブのイベント時には松永さんの手料理がズラリと並ぶ。イチャキナファン感謝デーもその例に漏れず、各々が馬たちを眺めながらビュッフェスタイルで料理を味わっていた。

 イチャキナに4戦騎乗し、唯一の勝利に導いた吉原寛人騎手をはじめ、会に参加できなかった人たちからのメッセージも多数届いており、それぞれにイチャキナへの強い思い、愛情が溢れた心温まる内容だった。
 
 気が付くとあたりは薄暗くなっていた。この日Aさんから、イチャキナのフォトブックが参加者全員にプレゼントされた。これは元厩務員の若林佳樹さんが作成したものだ。

 フォトブックは2冊からなっており、写真についての説明書きが付いている。

第二のストーリー

▲ファン感謝デーでプレゼントされたイチャキナのフォトブック


 1歳の12月(2015年)に金沢に入厩したばかりのイチャキナから始まり、デビュー時からイチャキナの馬装の変遷を見ることができる。例えばデビューの新馬戦はモコモコのメンコ。

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北海道旭川市出身。少女マンガ「ロリィの青春」で乗馬に憧れ、テンポイント骨折のニュースを偶然目にして競馬の世界に引き込まれる。大学卒業後、流転の末に1998年優駿エッセイ賞で次席に入賞。これを機にライター業に転身。以来スポーツ紙、競馬雑誌、クラブ法人会報誌等で執筆。netkeiba.comでは、美浦トレセンニュース等を担当。念願叶って以前から関心があった引退馬の余生について、当コラムで連載中。

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