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断然の実績ケイティブレイブに対し、一矢を報いる存在は/川崎記念

  • 2019年01月29日(火) 18時00分

多くの名馬たちが制してきた冬の王者決定戦


 1月30日(水)、今年最初のJpnI『第68回川崎記念』が行われます。歴代の勝ち馬はアブクマポーロ、レギュラーメンバー、アジュディミツオー、ヴァーミリアン、カネヒキリ、フリオーソ、スマートファルコン、ホッコータルマエと、書ききれないほど多くの名馬たちが制してきた冬の王者決定戦。

 昨年後半戦ではチャンピオンズCをルヴァンスレーヴが、東京大賞典をオメガパフュームが制し3歳世代が大活躍しましたが、その明け4歳馬たちは残念ながら不在。今後の世代対決に向けてという意味でも、ここはきっちり結果を出しておきたいところ。さらに船橋に移籍したサウンドトゥルーも不在(2月の大井・金盃に向かう予定)で、JRA勢6頭の戦いになりそうです。

 断然の中心となるのは昨年の覇者・ケイティブレイブ。3歳時から地方競馬場で行われるダートグレード競走で16戦8勝【8-4-3-1】と大活躍。一方JRAの競馬場ではなかなか結果を出せずにいましたが、昨年ついに京都競馬場を舞台にしたJBCクラシックを制覇。年々パワーアップしている姿を見せてくれました。

 昨年の川崎記念は逃げての勝利でしたが、最近は逃げ・先行にこだわらず、幅広い脚質で結果を出しているのも強み。2100mは【2-0-0-1】連対率66.7%。重賞9勝、うちGI/JpnIは3勝で実績もメンバー中ナンバーワン。枠順にかかわらず気分良く競馬が出来れば、今回のメンバーでは頭ひとつ抜けた実力馬として、負けられない戦いです。

今回のメンバーでは負けられないケイティブレイブ(写真は18年東京大賞典出走時、撮影:高橋正和)


 昨年2着のアポロケンタッキー。2100mは【3-2-0-1】連対率83.3%、挙げた3勝はすべて東京のダート2100m戦で左回りの適性もバッチリ。2016年の東京大賞典を制したこちらもGIホース。その後2017年9月の日本テレビ盃を制して以来、勝ち星はありませんが、昨年は川崎記念、ダイオライト記念、日本テレビ盃で2着を確保。鞍上・戸崎圭太とは2年3か月ぶりとなりますが、3戦2勝と相性の良いコンビで昨年以上を狙います。

相性の良いコンビで昨年以上を狙いたいアポロケンタッキー(写真は18年東京大賞典出走時、撮影:高橋正和)


 オールブラッシュは2017年の勝ち馬。前走・浦和記念で、それ以来1年9か月ぶりの勝利を挙げたばかり。出遅れから強気のまくりで抜け出し、2着グリムに4馬身差という鮮やかな勝ちっぷりで復調を印象付けました。勝ち星から遠ざかっていた間にも地方競馬の左回りコースでは大崩れせず、昨年のかしわ記念でゴールドドリームの2着になるなど力上位は証明済。今回も早めに動ければケイティブレイブを捉えることができるかもしれません。

久々の勝利で復調を印象付けたオールブラッシュ(写真は18年浦和記念優勝時、撮影:高橋正和)


ケイティブレイブを打ち破る存在は


 ミツバはマーキュリーC(2017年、2018年)を連覇している重賞2勝馬。2100mは【2-0-0-2】で、2勝は左回り・東京2100m。一昨年は4着。成績は安定していないものの前走・名古屋グランプリで勢いある3歳世代(現4歳)チュウワウィザードの1/2馬身差2着を確保。2015年2月(小倉・くすのき賞・7着)以来、3年11か月ぶりのコンビとなる和田竜二騎手の騎乗に期待。

一昨年の川崎記念では4着だったミツバ(写真は18年名古屋グランプリ出走時、撮影:高橋正和)


 コパノチャーリーはコパノリッキーの半弟。勝ち鞍は1900mまでで、2000m以上の距離で勝ち星はありませんが、コーナー6回のコースで気分良く逃げられれば面白い存在。鞍上に南関東リーディング・森泰斗騎手を迎え、先行策に注目。

鞍上に南関東リーディング・森泰斗騎手を迎えたコパノチャーリー(写真は18年阿蘇S優勝時、(c)netkeiba.com)


 メンバー中唯一の牝馬・サルサディオーネ。前走はクイーン賞でアイアンテーラーの2着。川崎は昨年2月のエンプレス杯(3着)以来。牝馬の勝利は1996年、1997年を連覇したホクトベガまでさかのぼりますが、2016年には3着にアムールブリエが入ったことも。この馬も前に行きたい1頭で、先行争いからも目が離せません。

前に行きたいサルサディオーネ(中央桃帽、写真は18年クイーン賞出走時、撮影:高橋正和)


 過去10年で1番人気馬が8勝、2着2回と連対率100%。おそらく1番人気になるケイティブレイブにとっては確実に勝ち星を重ねたいところ。1強ムードですが、もし敗れたとしても大崩れすることは無さそう。本命サイドの決着となれば、馬券はある程度点数を絞って勝負しないといけないレースです。盤石の構えで臨むケイティブレイブを打ち破る存在は果たして現れるのか? オールブラッシュの復権はあるのか? 今年の頂点を目指す戦いの火蓋が切られます!

※次回の更新は2月10日(日)18時。翌日に佐賀競馬場で行われる「佐賀記念」のコラムをお届けします。

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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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