スマートフォン版へ

3つの重賞の振り返り、そして今週の東京新聞杯

  • 2019年02月01日(金) 12時00分

お父さま方にたくさんのパワーを頂いた川崎記念


 先週の根岸ステークスは、心配な面が的中…。

 サンライズノヴァを推奨し期待したものですが、スタートがユックリなタイプゆえ今の状況での1400mはサンライズノヴァにとっては少し忙しすぎるようにも感じていました。

 結果、道中脚がたまらない状況となっていたようにも…。

 一方勝利したコパノキッキングですが、今回の内容で前でも後ろでも中団でも結果をだせた形となり、言ってみれば脚質の幅が広がった印象。

 またフェブラリーでは藤田菜七子騎手が鞍上を務めるとのことで、非常に盛り上がりそうですね。

 一方、京都で行われたシルクロードSでのダノンスマッシュは強いの一言。

 直線ではダメかな…と心配になる状況からの勝利。スタートも含め、全てにおいてセンスの良さとポテンシャルの高さを感じました。

 また1200mでの堅実さをさらに印象付けましたし、この馬を担当するのは父・ロードカナロアも見てきた腕利きの岩本助手。

 いろんな意味で心配要素が少なく、高松宮記念が楽しみです。

 そして水曜日、川崎競馬場で行なわれた「川崎記念」ですが、私は当日、後楽園で予想イベントに参加。久しぶりに◎○▲のドンピシャ的中。しかもレースをお客様と共に観戦したこともあり、レース後は、

「ありがとう、おかげで当たったよ」と馬券を手に嬉しそうな表情で、たくさんの方々に声をかけて頂けました。

 私よりも競馬歴が長いと思えるお父さま方ばかりにもかかわらず、私を信じて購入してくださり、なおかつ御礼をいっていただける形になるとは…。最近、かなり馬券が不調でしたのでたくさんのパワーを頂けました。

 そして何よりも驚かされたのは、ミツバのレース内容。被され、なおかつ狭い間にはいって馬体が浮いてみえるシーンもあっての勝利。これまでのミツバというと、どちらかというとストレスのかかる競馬はダメで気分屋さんのイメージ。それが、あんな激しい接戦を制したことに驚きと成長を感じるものでしたぁ。

 さて今週の東京新聞杯ですが、能力の高さでここも通過点となりそうなのがインディチャンプ。ただ今回は初の輸送競馬。

 陣営も、「こればかりは分からない」と口にしており、当日、大きな体重減がなければ良いと思います。

 また東京マイルベストなのが、ロジクライ。

「寒い時期だけど、硬さもなくて状態は良い」と遠藤助手。期待できそうです。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお会いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング