京都記念は渋化馬場になることが多く、ここ5年でみても18年が重、17年が稍重、16年が重、14年が稍重。サトノクラウンやクリンチャーやデスペラードのような、瞬発力は並でもパワーや持続力に富む馬にとってはチャンス到来のレースだ。サトノクラウンの父の母系やクリンチャーの母系やスマートレイアーの母父の母系に入る重厚なスタミナの血、ウェルシュパジェントとかオリオールとかエラマナムーといったハイペリオン的スタミナの血が勇躍するレースともいえる。(解説:望田潤)
ステイフーリッシュ ブラックホークやピンクカメオの甥で、母カウアイレーンはクイーンS3着。ステイゴールド×キングカメハメハはインディチャンプやスプマンテと同じで、牡なら高確率で走る配合だ。体型や走りはステイとキンカメが強く、牝系のマイラーっぽさはあまり感じさせない。母譲りの機動力も兼備しているので、近走を見てのとおりコーナー4つの内回りの中距離が合っているのかも。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
ダンビュライト ラブラドライトやモルガナイトの弟で、アロンダイトの甥で、マリアライトやリアファルやクリソライトのイトコ。このキャサリーンパーの牝系はパワーとスタミナが自慢だ。