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東京新聞杯は若い馬や内枠の馬に注目

  • 2019年02月02日(土) 20時00分
 前回1月27日のWIN5は161万9250円の好配当決着。一応、5レースとも「伊吹式WIN5ランキング」で名前を挙げた馬たちが勝ってくれました。

 3600点の買い目で16192.5倍の配当を当てたわけであり、全体的な見立ては悪くなかったと思うのですが、伊勢特別(中京11R)で優勝を果たしたナンヨープルートーは“最下位”の26位に置いていた馬。

 根岸S(東京11R)のコパノキッキング(24位)あたりを含め、「もう少し高く評価すべきだったな……」という馬たちに勝たれてしまった印象です。

 明日2月3日のWIN5は総出走頭数が66頭、総組み合わせ数が33万7920通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数は決して多くないものの、1〜2レース目と5レース目が多頭数なので、買い目の組み立てに悩むプレイヤーが多いんじゃないでしょうか。

◆きさらぎ賞はコース適性の高そうな馬が信頼できない

 1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の山城S(京都10R)。前走で2着に好走しているハウメアらが上位人気グループを形成すると思います。

 2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の銀蹄S(東京10R)。比較の難しいメンバー構成ではあるものの、ここ4戦連続で単勝オッズ1倍台の支持を集めているイーグルバローズに引き続き支持が集まるかもしれません。

 3レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の納屋橋S(中京11R)。4歳のアルドーレらが注目を集めるでしょう。

 4レース目は3歳GIIIのきさらぎ賞(京都11R)。土曜16時の時点ではアガラス、ヴァンドギャルドの2頭に支持が集まっており、エングレーバー、ダノンチェイサーが続いていました。

 5レース目は4歳以上GIIIの東京新聞杯(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとインディチャンプ、タワーオブロンドンが人気の中心で、ロジクライが続く構図です。

[伊吹式WIN5ランキング 2019年02月03日版]

1位 中京11R 3.アルドーレ
2位 京都11R 2.エングレーバー
3位 京都10R 2.メイショウカズヒメ
4位 東京10R 16.パイルーチェ
5位 東京11R 6.レッドオルガ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京11R 1.サトノアレス
7位 東京11R 5.タワーオブロンドン
8位 東京10R 10.ハルクンノテソーロ
9位 京都10R 9.メイショウカリン
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 京都11R 3.ヴァンドギャルド
11位 中京11R 6.タガノヴェローナ
12位 東京11R 3.テトラドラクマ
13位 東京10R 12.イーグルバローズ
14位 京都10R 7.スワーヴアーサー
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 京都11R 4.ダノンチェイサー
16位 中京11R 5.レッドアトゥ
17位 東京11R 2.インディチャンプ
18位 東京11R 8.ロードクエスト
19位 東京10R 14.メリートーン
20位 東京10R 1.アディラート
21位 東京10R 11.スズカコーズライン
22位 京都10R 1.ファミーユボヌール
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都10R 12.ハウメア
24位 京都11R 7.アガラス
25位 京都11R 8.メイショウテンゲン
26位 中京11R 1.タガノグルナ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 4レース目のきさらぎ賞(京都11R)は好走馬の血統に偏りがある一戦。2014年以降の連対馬10頭中9頭は、父が“京都芝3000m以上、かつGIのレース”において連対経験のある馬でした。

 また「“中央場所、かつ2000mのレース”において優勝経験のある馬」は2014年以降[4-2-1-7]、「“中山・中京・阪神、かつ1600m以上のレース”において連対経験のある馬」は2014年以降[2-5-2-7]と、それぞれ堅実。

 京都芝1800m外のレースですが、東京芝1800mや京都芝1800m外のレースで見せたパフォーマンスは参考になりません。今年のメンバー構成なら、2000mのレースに実績があるエングレーバー、阪神芝1600m外のレースで勝ち上がったヴァンドギャルドあたりを中心視すべきでしょう。

 5レース目の東京新聞杯(東京11R)は基本的に若い馬を重視したいレース。「“JRA、かつGIのレース”において連対経験がない、かつ馬齢が6歳以上だった馬」は2010年以降[1-1-0-48]と苦戦しています。

 また「“JRA、かつ1600m、かつGIのレース”において4着以内となった経験がない、かつ馬番が7〜18番だった馬」も2010年以降[0-1-4-52]。どちらかと言えば内枠有利です。

 さらに「前走の出走頭数が14頭以下だった馬」は2010年以降[0-0-0-30]と好走例なし。タワーオブロンドンらも侮れませんが、サトノアレス、レッドオルガあたりまではマークしておくべきでしょう。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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