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【石神深一騎手】自身中山大障害3連覇、そしてオジュウチョウサンとの再コンビへ

  • 2019年02月03日(日) 18時02分
今週のface

▲石神騎手が中山大障害と3連覇と、オジュウチョウサンとの再コンビを語ります


昨年暮れの中山大障害でニホンピロバロンに騎乗し、同レース3連覇を果たした石神深一騎手。「オジュウ以外でも結果を出すことで、競馬界が少しでも盛り上がってくれたら」、そんな思いを抱いて騎乗しました。

同期・平沢健治騎手のタイセイドリームをハナ凌いでの大きな勝利に、オジュウチョウサン陣営も祝福。同レースを振り返ると共に、オジュウが手を離れた時の心境や、再コンビが発表されての気持ちを明かします。

(取材・文=赤見千尋)


GIを勝つのは大変だなって改めて思いました


――ニホンピロバロンとのコンビで中山大障害制覇おめでとうございます!

石神 ありがとうございます。レースでは初コンビだったんですけど、調教は3回乗せてもらって、どんどん状態が良くなっていました。力もあるし状態もいいので、十分勝つチャンスがあるのではないかと。

 ただ返し馬に行ったらすごく元気が良くて、ゲート裏で高田先輩に「けっこう掛かりそうなんですけど」って言ったら、「その馬はそれくらいの時の方が状態がいい証拠だから」って言ってもらって。その言葉も自信になったし、リラックスして乗ることが出来ました。

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▲オジュウチョウサンと2連覇、そして昨年はニホンピロバロンとのコンビで勝利 (撮影:下野雄規)


――アップトゥデイトが断然の1番人気でした。意識していましたか?

石神 そうですね。大障害のコースはあのメンバーでアップが抜けて強いですし、前にいる馬で目標にしやすいので、どうその差を埋めるかを考えていました。実際レースでは、僕の馬はそれほどスタートが早かったわけではないんですけど、なるべくアップから離されない位置で進めたかったので押して行きました。

――好位からのレースになりましたが、思い描いた通りでしたか?

石神 いや、スタートして1個目の障害を飛んだ時、正直もう一列前にいたかったなと。タイセイドリーム、マイネルプロンプトが僕の前にいて、その位置にいたかったです。でもプロンプトが正面の水濠障害に向かう時に外に出したので、上手くタイセイドリームの後ろに潜り込んで位置を上げられました。

――どの辺りから勝利を意識しましたか?

石神 大生垣を飛んで1コーナーに入った時、アップの手応えがそれほど良く見えなくて、僕の馬はすごくいい手応えだったので、「もしかしたら勝てる?」と。でもあそこから下って上って、また下って上ってなので、本当にチラっと横切っただけです。

 先頭で直線に入ったんですけど最後手ごたえが怪しくなって、後ろから足音が聞こえて。ちょっと仕掛けるのが早かったかなと思いました。最後はタイセイドリームの勢いが良くて、正直負けたかと思いましたけど、バロンの勝負根性で凌いでくれました。

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