パワー・スタミナのある馬に注目
先週の東京新聞杯はホームページで公開している最終予想でも本命にしたディープインパクト産駒のサトノアレスが3着。2着もディープインパクト産駒のレッドオルガで3連複、3連単を本線で的中。
先週の当コラムでも書きましたが、サトノアレスの前走阪神Cは人気のディープ産駒が全滅。対照的に2頭しか出ていなかったノーザンダンサー系が1,2着。これを本命対抗に推奨して3連単34万馬券を的中。
このように「能力の方向性は一定ではない」ことを利用して「1頭の種牡馬の上げ下げ」…どころか「1頭のキーホースの上げ下げ」だけで連続的中できてしまうことも…たまーにはあるので逃さないようにしたいもの。
さて、先週の東京新聞杯はディープの血を買うだけでも本線で当たってしまうレースでしたが、今週の京都記念はディープの血とは違う方向性を持っていた方を狙っていきたいレース。
過去5年はディープインパクト産駒が未勝利。1倍台の断然人気でもジェンティルドンナ、ハープスター、マカヒキと3頭が出走して連対できていません。
2016年、2017年と当レースを連覇したサトノクラウンはサンデーサイレンスの血すら持たない馬。昨年の勝ち馬クリンチャーも父はサンデー系ですが、リーディングは上位ではないディープスカイ。
特に京都記念で注目したいのは、パワーやスタミナの血が優勢なロベルトの血。
昨年の勝ち馬クリンチャーも母父ロベルト系のブライアンズタイム。2014年の当レースで断然人気のジェンティルドンナを負かしたデスペラードも母系にロベルト。なお、この年の京都記念もデスペラードを本命にしたように、以前からロベルトのパワーが優勢のレースでした。
パフォーマプロミスは母父がロベルト系のタニノギムレット。父ステイゴールドは京都記念と同じ2200mのG1宝塚記念の勝ち馬はディープよりも出しているように、やや反主流の要素を持ったレースも得意なタイプ。
タイムフライヤーは母父がロベルト系のブライアンズタイム。2走前の菊花賞はディープ産駒が勝ったように、瞬発力が要求されすぎました。前走は苦手な距離短縮での臨戦過程。今回は得意な距離延長。近走以上に走れそうです。
動画チャンネル「血統の教室」公開中 血統のカリスマ・亀谷敬正が血統にまつわるギモンに一発回答!