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京都記念はロベルト

  • 2019年02月08日(金) 19時00分

パワー・スタミナのある馬に注目


 先週の東京新聞杯はホームページで公開している最終予想でも本命にしたディープインパクト産駒のサトノアレスが3着。2着もディープインパクト産駒のレッドオルガで3連複、3連単を本線で的中。

 先週の当コラムでも書きましたが、サトノアレスの前走阪神Cは人気のディープ産駒が全滅。対照的に2頭しか出ていなかったノーザンダンサー系が1,2着。これを本命対抗に推奨して3連単34万馬券を的中。

 このように「能力の方向性は一定ではない」ことを利用して「1頭の種牡馬の上げ下げ」…どころか「1頭のキーホースの上げ下げ」だけで連続的中できてしまうことも…たまーにはあるので逃さないようにしたいもの。

 さて、先週の東京新聞杯はディープの血を買うだけでも本線で当たってしまうレースでしたが、今週の京都記念はディープの血とは違う方向性を持っていた方を狙っていきたいレース。

 過去5年はディープインパクト産駒が未勝利。1倍台の断然人気でもジェンティルドンナ、ハープスター、マカヒキと3頭が出走して連対できていません。

 2016年、2017年と当レースを連覇したサトノクラウンはサンデーサイレンスの血すら持たない馬。昨年の勝ち馬クリンチャーも父はサンデー系ですが、リーディングは上位ではないディープスカイ。

 特に京都記念で注目したいのは、パワーやスタミナの血が優勢なロベルトの血。

 昨年の勝ち馬クリンチャーも母父ロベルト系のブライアンズタイム。2014年の当レースで断然人気のジェンティルドンナを負かしたデスペラードも母系にロベルト。なお、この年の京都記念もデスペラードを本命にしたように、以前からロベルトのパワーが優勢のレースでした。

 パフォーマプロミスは母父がロベルト系のタニノギムレット。父ステイゴールドは京都記念と同じ2200mのG1宝塚記念の勝ち馬はディープよりも出しているように、やや反主流の要素を持ったレースも得意なタイプ。

 タイムフライヤーは母父がロベルト系のブライアンズタイム。2走前の菊花賞はディープ産駒が勝ったように、瞬発力が要求されすぎました。前走は苦手な距離短縮での臨戦過程。今回は得意な距離延長。近走以上に走れそうです。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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