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【10日(日)小倉】川又賢治騎手に見る、若手が飛躍していくための意識

  • 2019年02月14日(木) 18時01分
哲三の眼

▲昨年は40勝越えのホープ、川又騎手が見せた騎乗スタイルとは…(c)netkeiba.com


今週取り上げるのは、20代前半の若手2名! 癖馬のダンビュライトをうまくなだめ、京都記念を制した松若風馬騎手。細部にも配慮した冷静なレース運びを称える一方、冷静とは対照的にひたむきさを見せる川又賢治騎手にもフィーチャー。小回りの小倉で、ポジションを取りに行く果敢な競馬で存在感を示す姿に現役時代の自分を重ね、哲三氏が思い描く、レース中での心構えや感覚、馬を第一に考える思いやりを語ります。(構成:赤見千尋)

“ズブくみえる馬”が渋太く伸びる理由


 今週注目したのは3年目の若手ジョッキー川又(賢治)君です。土日ともに小倉で騎乗していて、成績的には1勝でしたが人気よりも前の着順に来るレースが多かったです。特に日曜日の8レースは、6番人気のゲンパチケンシンで勝利。僕の好きな騎乗スタイルで、こう乗って欲しいなというレースを見せてくれました。

 ゲンパチケンシンは以前のレースで、スピードを活かして2番手くらいを取って、最後ちょっと甘くなるという競馬をしていましたが、今回はスタートを出たけれど、その後若干ついて行けないような場面があって、追っ付けながらポジションを取りに行くという形でした。

■2月10日 小倉8R(3番:ゲンパチケンシン)

 このコラムでいつもお話していますが、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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