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東京ダート1600mに相性のよい種牡馬

  • 2019年02月15日(金) 19時00分

ゴールドアリュール産駒は単勝回収率388%、さらに母父「米国型」だと…


 フェブラリーSが行われる東京ダート1600m。2014年以降の同コースの特別戦の種牡馬別ランキングは、勝ち星1位がゴールドアリュールの13勝。勝ち馬の13%以上を同種牡馬が占めます。連対馬まで広げても10%以上のレースでゴールドアリュール産駒が独占。

 産駒の単勝回収率は388%。複勝回収率も107%とプラス収支。単勝15倍以内の人気馬に限定しても単勝回収率は138%。複勝回収率も113%とプラス収支。

 さらに、母父の血統を見れば的中率も回収率も上昇。同種牡馬の母父が「米国型」の場合と「欧州型」の場合に分けた場合。母父米国型は単勝回収率538%。複勝回収率も131%に上昇。ゴールドアリュールに米国指向の強い繁殖を配合するのが東京ダート1600mのベスト配合。フェブラリーSでもゴールドアリュール産駒は過去5年中4年で連対。

 勝ち星ランキング3位はケイムホーム。米国型のゴーンウェスト系。JRAのダート戦は1200mと1400mのレコードホルダーはいずれもゴーンウェスト系。2016年の武蔵野Sで当時のレコードを記録したタガノトネールもケイムホーム産駒。

 ケイムホームの父ゴーンウェストは米国型ナスルーラ系の影響が強い種馬。米国型ナスルーラの影響が強い血統は東京ダート1600mに合うことが多いともいえます。

 また、フェブラリーSは「前走1800m以上経験馬」が有利なレース。過去5年のフェブラリーSで前走ダート1800m以上経験馬は複勝率26%,複勝回収率128%。

 今年の出走予定馬でゴールドアリュール産駒はゴールドドリームとサンライズノヴァの2頭。いずれも母父は米国型。前走1800m以上のステップで出走してくるのはゴールドドリーム。

 インティは当コースの特別戦に相性の良いケイムホーム産駒。前走1800m経験馬。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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