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ジ・オールスターマイル ファン投票結果発表

  • 2019年02月21日(木) 18時00分
ビクトリア競馬便り

▲C.ウィリアムズ騎手騎乗で前走快勝のアンフィトライト(写真:Rracing Photos)


(2月21日号 文=ポール・シムズ)

豪華なG1勝ち馬たちの顔ぶれが揃った


 今年から新設される世界最高賞金を誇るマイル戦「ジ・オールスターマイル」のファン投票最終結果が本日21日、ヴィクトリア州競馬統括団体「レーシング・ヴィクトリア」から発表された。

 オーストラリア競馬史上初のファン投票システムを導入し、1月21日に始まった投票は、中間発表の段階で10万を超える票を集め、最終的には有効投票数が13万9,426票に達した。現時点で出走を表明している馬で、上位10頭の紹介をしていこう。

 上位10頭の中にはグラント(牡4、ミック・プライス厩舎)やアリジー(牝4、ジェームズ・カミングス厩舎)のほか、アンフィトライト(牝3、リンジーパーク厩舎)など豪華なG1勝ち馬たちの顔ぶれが揃った。アンフィトライトは、16日にフレミントンのG3ヴァニティS(1400m)で、素晴らしい末脚を見せて優勝した直後に一気に票を伸ばして上位に食い込んできた。グラントは、フレミントンのマイル戦無敗の実績が評価され、7,097票を獲得して3位となった。

 グラントに続く得票数(6,744票)を得たのが、シドニーを拠点とするアリジーで、23日(土)にコーフィールドで行われるG1フューチュリティS(1400m)で4連覇を狙う。また、アリジーに続く5,784票で5位となったのがアンフィトライトで、昨年10月のG1・1000ギニー(1600m)でも勝ち星をあげている。

 ファン投票上位10頭は下記の通り。中間発表でトップだったジオータムサン(牡3)は、このレースに出走しない意向を示している。

1位 バルフズチョイス(南オーストラリア州、ライアン・バルフォー厩舎)9,793票
2位 アーバンルーラー(クイーンズランド州、クリス・ムンス厩舎)8,428票
3位 グラント(ミック・プライス厩舎)7,097票
4位 アリジー(ニューサウスウェールズ州、ジェームズ・カミングス厩舎)6,744票
5位 アンフィトライト(リンジーパーク厩舎)5,784票
6位 ファンドリー(テリー・ケリー厩舎)5,558票
7位 マテリアルマン(西オーストラリア州、ジャスティン・ウォーウィック厩舎)5,358票
8位 マンオヴヒズワード(ディーン・クロンゴールド厩舎)5,135票
9位 モスンデイル(ピーター・ジェラゴティス厩舎)5,072票
10位 ミスターマニーバッグス(ロビー・グリフィス厩舎)5,013票

 また、主催者が選出するワイルドカード(ファン投票上位10頭以外の4頭)も本日午後に発表される予定で、昨年のG1ドンカスターマイルを制したハッピークラッパー(セン8、パトリック・ウェブスター厩舎)らがラインナップに加わるものと思われる。

1864年に創設された、オーストラリアのビクトリア州における競馬主催団体。メルボルンCなどの大競走が行われるフレミントン競馬場をはじめとした、ビクトリア州各地の競馬場で開催される競馬の運営・統括をしている。近年では日本調教馬の移籍も多数実現しており、日豪の関係に重要な役割を担っている。

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