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迷いつつ絞った4頭で次に繋げる!/中山記念

  • 2019年02月22日(金) 18時00分

トリガミ回避へ、あの有力馬「消し」!?


須田 先週のフェブラリーSは、1着が1番人気のインティで2着が2番人気のゴールドドリームという、井崎センセイの読み通りに堅い決着。しかし……3着がヌケましたな。

井崎 黒星はつかなかったけど、完全にトリガミだったね(笑)。前走の根岸Sもそうだったんだけど、ユラノトって立ち回りが上手なんだよ。今後も侮れないと思うぞ。

須田 そして、センセイが期待していたコパノキッキングは5着。藤田菜七子ジョッキー騎乗で注目が集まりましたが、後方からよく追い込んできたってカンジですかね。

井崎 距離不安があった以外に、GI初騎乗のプレッシャーも当然あったろうからねえ。勝てなかったのは残念だけど、次につながる結果は残せたんじゃないかな?

須田 トリガミとはいえ黒星だけは何とか回避した、センセイの予想と同じですな(笑)。それだけに、今週の中山記念が大事ですよ。11頭と手頃な頭数ですが、難解です。

井崎 好勝負になりそうな馬と、それ以外との差がものすごく大きいよな。先週と同じく、荒れるイメージはまるっきりない。う〜ん、かなり堅く決まっちゃいそうだよね。

須田 フツーに考えればそうですよね。的中させるの自体は簡単そうですが、どんな組み合わせで買って儲けるかが難しいというか。センセイ、腕の見せどころですよ!

井崎 須田クン、ハードルを上げるのやめて(笑)。でも、ここで5頭残しだとトリガミ必至だろうから、白星を目指して何とかギリギリ4頭にまで絞ってみたよ。

須田 なるほど、鞍上が乗り替わるステルヴィオを「消し」勝負ですか。確かにここは、距離延長組よりも距離短縮組のほうが好成績で、乗り替わりもイマイチですな。

井崎 でもこの馬の場合、距離は何の問題もないし、中距離路線の一線級と張り合えるだけの力もありそうなんだよね。だから、「おそるおそる」消したカンジだね。

須田 そういうことをセンセイが言えば言うほど、ステルヴィオが来ますよ(笑)。あとは、秋華賞以来となるラッキーライラックあたりも怖さがないワケではないかと。

井崎 わかるぞ。でも、これ以上の頭数は残せないという大人の事情で、消さざるをえない(笑)。この4頭が3着までを占めると信じて、さらに「次」に繋げたいねえ。

☆01番ウインブライト
☆05番ディアドラ
☆09番エポカドーロ
☆10番スワーヴリチャード

・前走JRAで出走し4角通過が10番手以下だった、前走3番人気以下馬
※過去10年[0-1-0-23]
●2018年該当馬→ペルシアンナイト(5着)
○2019年該当馬→シベリアンスパーブ、トルークマクト、ハッピーグリン、マルターズアポジー

・前走中央G1組をのぞく、前走3着以下の斤量56キロ以下馬
※過去10年[0-0-0-34]
●2018年該当馬→ディサイファ(6着)、ショウナンバッハ(7着)、マイネルサージュ(9着)
○2019年該当馬→シベリアンスパーブ、トルークマクト、マイネルサージュ、マルターズアポジー

・前走海外組をのぞく、前走6番人気以下だった7歳以上馬
※過去10年[0-0-0-24]
●2018年該当馬→サクラアンプルール(4着)、ディサイファ(6着)
○2019年該当馬→シベリアンスパーブ、トルークマクト、マイネルサージュ、マルターズアポジー

・前走天皇賞(秋)組をのぞく、騎手が乗り替わる前走中央G1出走馬
※過去10年[0-0-1-9]
●2018年該当馬→マルターズアポジー(3着)、ヴィブロス(8着)
○2019年該当馬→ステルヴィオ、ハッピーグリン、ラッキーライラック

2018年残った馬→ウインブライト、アエロリット、マイネルハニー

【2018年結果】
1着:ウインブライト(○)
2着:アエロリット(○)
3着:マルターズアポジー(×)

2019年上半期[星取り表]:○◎●△△◎△

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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