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小牧騎手が推す!“園田でこの騎手を買えば間違いない”

  • 2019年02月26日(火) 18時00分
太論

▲小牧騎手がユーザー質問3連発にお答えします!!


今週の『太論』は、ユーザー質問3連発。「園田競馬で、“この騎手を買えば間違いない!”という騎手は?」との質問に、ある大先輩の名前を挙げた小牧騎手。「見習って頑張らな」と言いつつ、最近、自分の年を感じる瞬間があったようで…。このほか、騎手会の新年会やバレンタインデーについて、飾らないトークを展開してくれました。(取材・文:不破由妃子)


テレビに映る自分の顔を見て、オッサンになったなぁと…


──今回は、ユーザーからのこんな質問から。「こんにちは! いつも楽しみに拝見しています。正月競馬明けといえば、騎手会の新年会があったと思うのですが、今回はどんな出し物があったのですか? 小牧さんはやっぱりヘベレケでしたか?」

小牧 「やっぱりヘベレケ」って(苦笑)。いつもいつもヘベレケになるまで飲んでるわけじゃないのにねぇ。なんでそんなふうに思われてるんやろ…。

──『太論』のせいも多分あると思うので恐縮ですが、競馬ファンのあいだでは、完全にヘベレケキャラだと思います(笑)。

小牧 ホンマに!? まぁいっか(笑)。で、新年会やったっけ? いつも通りお笑い芸人さんがきて、最後に恒例のビンゴゲームをして。普通に盛り上がったよ。お笑い芸人さんは、あるある探検隊がきてくれたわ。

──レギュラーですね(笑)。

小牧 あ、そうそう(笑)。

──何年か前は、確かルメール騎手が厚切りジェイソンのパロディをやったりしていましたよね。そういったジョッキーの出し物はなかったんですか?

小牧 今年はそういうのはなかったね。新年会のあとは、豊くんと川須と僕のトレーナーさんと4人で京都のワインバーに行ったわ。その頃には……確かにヘベレケやったかもしれん(笑)。今年は2年に1回の騎手会の旅行もあるよ。2泊3日で愛媛に行くんやったかな。

──騎手会の旅行のあとは、いつも面白いエピソードが聞けるので楽しみにしています。

小牧 なんせみんなで街を荒らすからね(笑)。土産話を楽しみにしとって。

──はい! 続いては、「2月といえばバレンタインデーがありましたが、小牧さんは学生時代はモテましたか? チョコレートは最高何個もらったことがありますか? バレンタインデーにまつわる思い出話を教えてください」という質問です。

小牧 チョコレートねぇ。小学生の頃は、自分から「ちょうだい、ちょうだい」って言っとったわ。モテていたかどうかはわからんけど…、まぁモテてないやろ(苦笑)。バレンタインデーとは関係ないけど、小学6年生のときにラブレターをもらったことがあるよ。それも、二人から同時に。そのうち一人は、僕もずっと好きやった子でね。

──ということは、熱烈なお返事を書いたとか…。

小牧 いや、書いてない(笑)。苦手やねん、そういうの。

──それこそ、園田時代はバレンタインデーともなると、たくさんチョコレートが届いたのでは?

小牧 うん、だいたいトラック1台分やね。

──まるでジャニーズ!

小牧 嘘や(笑)。まぁたくさんもらったこともあったけど、これといった思い出はないね。

──続いては、「こんにちは。いつも楽しく『太論』を読ませてもらってます。 僕は園田競馬によく行くのですが、“この騎手を買えば間違いない!”というくらい小牧さんが上手いと思う園田の騎手はいますか?」という質問です。

小牧 やっぱり川原(正一騎手)さんが上手いでしょう。僕はそう思うけどね。だってもうじき還暦なのに、いまだにトップ5に入ってるでしょ? 僕もホンマにあと何年乗れるかわからんから、見習って頑張らな。でも、僕ももう52歳やもんね。そう思うと、よう乗ってるわ(笑)。

──川原さんもそうですが、地方競馬に目を向ければ、小牧さんより年上のジョッキーたちがまだまだ頑張っていますから。

小牧 そうやね。でもやっぱりね、バランスが悪くなったときが潮時なんやと思う。前に安藤(勝己)さんも言っていたけど、年を取るとどうしてもバランスが悪くなって、それまで引っ掛からなかったような馬でも引っ掛かるようになるねんて。今はまだ全然そんな感じはないけど、そうなったらもうね。そういえば、息子とグリーンチャンネルの番組に出るって話したでしょ(『草野仁のGate J.プラス』)? この前、その番組を家で観たんですわ。テレビに映る自分の顔を見て、「オッサンになったなぁ」と思った。

──アップで映るシーンがありましたものね。

小牧 そうそう。僕は何も知らなかったんだけど、息子の加矢太が手紙を読むサプライズ企画があって、涙をこらえる僕の顔がドアップになるねん(笑)。そういえば、トレセンのなかにも観てくれた人がたくさんいて、ある厩務員さんは「今日、小牧さんの番組を観て、一人で泣いてたんです」って言うてたわ。

──確かに感動的な構成でした。

小牧 自分で言うのもなんやけど、ホンマにいい番組やったよ。めっちゃよかった。

──加矢太くんにも反響があったでしょうね。

小牧 そうやろうね。馬術アンバサダーライダーになったことで、テレビに出たり取材を受けたりしょっちゅうしているから、乗馬をやっている子たちのなかには、加矢太を目指している子も多いみたいやからね。そういえば、服部先生の奥さんからも「感動しました」ってメールが入ってたわ。『太論』で奥さんに気遣ってもらっているという話をしたときも、「小牧さん、ありがとう」って喜んでくださってね。なんや照れるけど、テレビにしろコラムにしろ、みんな見てくれてるんだなぁと思って。

──『太論』読者の関係者は、小牧さんが思っている以上に多いと思いますよ。

小牧 そういえばこの前、三津谷(隼人騎手)が突然、「小牧さん、『ボヘミアン・ラプソディ』2回も観たんですね」って話しかけてきて。「お前も俺の隠れファンか!」って言うたったわ(笑)。

太論

▲多くのファンが小牧騎手をいつも見ています

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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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