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余裕がある時こそ攻めの姿勢で!/弥生賞

  • 2019年03月01日(金) 18時00分

小頭数だからある程度はリスクを取りにいく


須田 4頭残しの絞った勝負をかけた先週の中山記念でしたが、2着のラッキーライラックと3着のステルヴィオがいずれもヌケ。ぜんっぜん次に繋がらない結果でしたなあ。

井崎 いやあ、ラッキーライラックの強さに驚いたよ。斤量が軽かったとはいえ、古馬や牡馬との初対戦であの走りができるんだからね。ホントに強いよな、この世代。

須田 それに、勝ったウインブライトの中山巧者っぷりも印象的でしたよ。もう少し長い距離をこなせると、それこそ有馬記念での一発も期待できそうな……。

井崎 鬼が笑うくらい先の話だな(笑)。さて、今週は阪神でチューリップ賞、中山で弥生賞か。どっちも、春クラシックの到来を告げるレースってイメージだよね。

須田 でも、弥生賞を避ける陣営が近年は増えてるんですよね。昨年も10頭立てで、ヘヴィータンクがここでデビューして大差のドカ負けをかましております。

井崎 アレはもう、覚悟の上での参戦だったろうからねえ(笑)。で、今週も何とか4頭にまで絞り込んではみたんだが、じつは先週以上に自信がないんだよね。

須田 人気になりそうなところではラストドラフトとカントルが「消し」で、血統背景などからシュヴァルツリーゼも多少は人気になりそう。けっこう攻めましたね。

井崎 この頭数だと、ある程度はリスクを取りにいかないとお話にならないからね。そりゃあ怖いけど、消せる理由のある人気馬は積極的に消さないと儲けが出ない。

須田 おお、珍しくセンセイが予想家らしいことを……! でも、先週で黒星がついたとはいえ打率自体は高いので、的中率重視の方向で行ってもいい気がしますよ?

井崎 いや、精神的に余裕があるときこそ攻めておかないと(笑)。メイショウテンゲンやブレイキングドーンが好走すれば、意外にいい配当になる可能性もあるし!

須田 昨年のようにガチガチの人気決着となって、せっかく4頭にまで絞ったのにハズレという可能性も十分ありますけどね(笑)。さて、今週はどうなりますやら。

☆02番ニシノデイジー
☆04番サトノラディウス
☆08番ブレイキングドーン
☆10番メイショウテンゲン

・前走が新馬戦または未勝利戦だった馬
※過去10年[0-1-0-12]
●2018年該当馬→トラストケンシン(6着)、アサクサスポット(9着)
○2019年該当馬→シュヴァルツリーゼ

・前走、4コーナーを先頭で回っていた馬
※過去10年[0-1-0-14]
●2018年該当馬→サンリヴァル(4着)
○2019年該当馬→ラストドラフト

・前走での上がり3F順位が3位以下だった、前走500万下出走馬
※過去10年[0-0-1-21]
●2018年該当馬→リビーリング(5着)、アラウン(8着)
○2019年該当馬→カントル、ヴァンケドミンゴ、ラバストーン

・地方馬
※過去10年[0-0-0-2]
●2018年該当馬→該当なし
○2019年該当馬→ナイママ

・ここが初出走となる馬
※過去10年[0-0-0-1]
●2018年該当馬→ヘヴィータンク
○2019年該当馬→該当なし

2018年残った馬→ダノンプレミアム、ワグネリアン、ジャンダルム、オブセッション

【2018年結果】
1着:ダノンプレミアム(○)
2着:ワグネリアン(○)
3着:ジャンダルム(○)

2019年上半期[星取り表]:○◎●△△◎△●

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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