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弥生賞はサンデーミスプロ両方持つ馬で1800以下経験馬

  • 2019年03月01日(金) 19時00分

前走で短い距離を経験している馬の方が好成績で有利


 過去5年の弥生賞は4人気以下で馬券になった馬が6頭。すべての馬が父か母父がサンデー系。加えて父か母父が米国型か大系統ミスプロ系の配合馬。

 なかでも相性の良いのがキングマンボ系とサンデー系を両方持つ馬。5年連続で1頭は馬券になっています。

 また、距離延長馬、1800m以下実績馬が走りやすいのも知っておきたい傾向。

 過去5年の1〜5番人気を「前走芝1800m以下」の「距離延長組」と2000m以上組で分けると、芝1800m以下は複勝率70%,複勝回収率125%。

 対して2000m以上組は複勝率40%,複勝回収率60%。前走で短い距離を経験している馬の方が好成績で有利。

 人気薄で好走した馬も2015年10番人気3着タガノエスプレッソは前走芝1600m。2017年8番人気2着マイスタイルは前走芝1600m。5番人気3着ダンビュライトは前走芝1800mで2走前は芝1600m。

 カントルは父がサンデー系のディープインパクトで母父がミスプロ系の中でもキングマンボ系のキングカメハメハ。サンデーとキングマンボを両方持つ馬。兄はダービー馬のワグネリアン。昨年の弥生賞も2着。前走は芝1800m。「距離延長」のローテーション。4人気以下の人気薄にはならないでしょうが、上位人気馬の中でも、最も血統が向き、ローテーションも有利な馬。

 ところで、オーシャンSは「前走体重490キロ以上」で「ダンチヒかノーザンテースト」を持つ馬に相性の良いレース。

 昨年も該当馬4頭のうち3頭が1-3着。一昨年も該当馬が1、2、4、5着。

 亀谷ホームページで無料公開しているスマート出馬表ではダンチヒ、ノーザンテーストを持つ馬はもちろんのこと、前走体重順に出走馬をソートできますのでご活用ください。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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