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取材シーズン前に、ちょっとした戦略の話(須田鷹雄)

  • 2019年03月05日(火) 18時00分

POGを楽しむために一口馬主になる


 POG業界ではそろそろ取材開始のシーズン。取材日程も徐々に固まりつつある。ちなみに赤本(POGの達人)は今年もちゃんとゴールデンウィーク前に出る予定なので、よろしくお願いします。

 申し訳ないことに、新シーズンの取材はまだ準備段階で、ここでお伝えできる「情報」があるわけではない。そこで今回は、昨今の情報を踏まえたPOGのTipsというか、ちょっとした戦略について書いてみようと思う。

 ひとつは、いま触れた取材の裏を突くやり方だ。POG取材のピークは3月中旬から4月上旬。この時期に牧場で順調に乗られていて移動も早そうな馬はポジティヴに取り扱われ、誌面で推されるぶんドラフトでも人気になりやすい。

 ところが、それより早くに内地の外厩に移動してしまう馬というのもいる。物理的に北海道で写真は撮れないし、コメントにも登場しづらくなる。早いのに人気にはなりづらいということで、ドラフト下位でも取れる良い指名対象になりうるわけだ。

 ざっと確認してみたらさすがにまだクラブ馬で内地に移動した馬はほとんどいないが、ここからの1ヵ月で移動する馬を見落とさないようにしたい。

 もうひとつは、馬体重についてだ。基本的に小さい馬は敬遠され、大きい馬が好まれる。

 しかし、「急に大きくなる」ことにはマイナスの面もあるので、そこを意識しておきたい。理想は生まれ落ちから馬体重が固まるまで自然かつ適切なペースで成長すること。入手しやすい情報としては、クラブの募集時に発表される測尺・馬体重と、POG媒体に載る馬体重を比べるといったことが考えられる。

 その間の推移はなかなか分からないが、クラブ会員になっている人はその間の情報を読めるはず。出資馬でなくても気になっていた馬については、時系列をずっと追うことでPOGのみならず後々の出資に向けた勉強にもなる。馬体重だけでなく、育成段階でどういうことが起こりうるのかという知見も蓄積されるだろう。

 先に述べた移動についても、有力クラブの会員は有利な面がある。私はもともとPOGが一口馬主会員を育てて最終的に競馬界に貢献できればとも思っているので、「POGのために一口馬主になる」という戦略はリアルに検討していただきたいところだ。一口馬主で関われる馬の数には限りがあるので、その数の部分をPOGで楽しめばよいのではと思う。

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