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【無料】3歳牝馬トライアル壊滅も『金鯱賞』だけは平均値に助けられた?/金鯱賞

  • 2019年03月11日(月) 12時00分

(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和



『WIN5』キャリーオーバーの翌週は、的中が2パターン出るという珍しい結果に。多くの挑戦者がそうだったように(?)、私の馬券も2レース目の12番人気ジョーストリクトリがきた時点でチャレンジ終了…。「ああっ、もうちょっと買い伸ばしておけばなあ…」と悔しさの声も出ましたが、たぶんそうであっても結局当たっていません(笑)。

 さて、そして日曜日3場メイン結果。中京『金鯱賞』は△○◎で3連単的中、阪神『フィリーズR』が○-◎の1頭抜け(12番人気ノーワン拾えず)。中山『アネモネS』では○▲△で本命飛んでの不的中。不出来な結果です。まあ今週はどのレースもこんな感じ。

 不調の週。3レースとも反省します。

【検証ナンバー176】
サンプルレース名/2019年03月10日(日)中京11R・『金鯱賞』(GII)芝2000m

【レース前状況】
 3週後にGI『大阪杯』も控えた前哨戦。雨も降りだした中京競馬場芝は稍重開催となっていた。今年もGI馬ズラリの豪華なメンバー。しかし1番人気は現在4連勝中の上り馬エアウィンザー(武豊)に。前走G3『チャレンジC』1着から初GIIでの戴冠なるか。2番人気は昨年の『ダービー』以来の出走になるダノンプレミアム(川田)。3番人気に直前に北村友から乗り替わりになったアルアイン(柴山)。人気は以下、ペルシアンナイト(Mデムーロ)、リスグラシュー(シュタルケ)、ギベオン(丸山)と続いていた。

【レース結果】
1着ダノンプレミアム  牡4(2番人気)川田
2着リスグラシュー   牝5(5番人気)シュタルケ
3着エアウィンザー   牡5(1番人気)武豊

【払い戻し】
単勝 350円
枠連 840円
馬連 1700円
馬単 2490円
3連複 1880円
3連単 1万1040円

タイム指数に助けられた『金鯱賞』は正解!


 まず中京『金鯱賞』は、タイム指数に助けられたという感じの結果。

 平均値トップになっていたリスグラシューに○が打てたことが大きいように思う。同馬の前走は香港で、先の目標は『大阪杯』。しかし平均値トップ馬は重視当然。若干の不安を感じたので対抗までとしたが、本命にするべきレベル馬だったという反省は残る。

 本命◎打ったのはエアウィンザー。これは近2走の数字を評価してのもの。だが結局はイメージ上乗せの◎だったと思う。初GII挑戦で3着の結果はまずまず、やはり「5歳で平均値が低い馬の初GIIは厳しいレースになる」のだと実感する。これ大事。

 逆に強かったのは休み明けの実力馬△ダノンプレミアムだった。3歳時の重賞時は、古馬の重賞レースと比べれば数字は出ないもの。やはり3歳ダービー以来久々ではどうしても平均値は下位になってしまう。でも△打てて正解。結果としてはギリ獲れた今年の『金鯱賞』であった。

 【教訓】は「平均値トップ馬は本命候補」「前走海外レースでのブランクでもマイナス要素じゃない」「明け4歳でも100台3連発していれば十分候補になる」の3つ。

 次、阪神『フィリーズレビュー』。

 こちらは昨年学んだ「同距離コーストップ馬は要注意」が一応大正解。今年それに当てはまったのは◎ジュランビル(6番人気)。平均値も2位同位で、迷いなく本命を打った(正解)。もう1頭は○プールヴィル(3番人気)。こちらは同距離コース持っていないが、距離もコースもそれぞれ高い数字を持っていたので対抗抜擢。2頭はキッチリ1・3着で走ってくれた。しかしもう1頭の馬がねえ…。

「強い」とイメージ優先すると判断を間違う?


 もう1頭は12番人気ノーワン。完全にノーマークだった。

 平均値では15番目。ほかの数字も平凡。良いのはハーツクライ産駒のコース適性くらいでは、ほかに候補がいろいろいるなかで拾い切れない1頭になってしまう…。予想の印もまず回らない馬。馬券としては「◎○2頭からの総流し」としなければ獲れない。

 だがこうなることは昨年の【教訓】で私は想定していた。「フィリーズRでは平均値も前走値も機能しないことがある!」。まさに正解なのだが、拾えないものは拾えない!

 最後は中山メイン『アネモネS』。
 
 こちらは一応上位3頭には印を打てた。が、◎アイワナビリーヴがまったくの凡走。ただこれは私のチョイスが明らかに間違っていた。本命にすべきは平均値2位で前走値トップの○ルガールカルムのほうだ(結果1着)。相手に1勝馬のアイワナビリーヴとレッドアステルとしておけば、なんなく的中できたのだ。初戦値だけで「強い」というイメージにやられた一番悪いパターン。しかしタイム指数平均値は機能していた。

 最後に。ちなみに『調子偏差値』は今週も地味にファインプレイをしていた。『フィリーズR』でのノーワンは順位でも上昇度でも3位だったのだ(買っとけ!)。

【今週の教訓】
●『金鯱賞』は平均値トップ馬が本命候補になる!
●『フィリーズR』は同距離コーストップ馬が本命候補! だが1頭人気薄絡む!
●『アネモネS』指数判断最上位馬が◎候補! 1勝馬に惑わされるな!

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No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!

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