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ラブミーボーイとルリエフ

  • 2019年03月18日(月) 18時00分

ラブミーチャンの長男ラブミーボーイ


 笠松の快速娘ラブミーチャン。NARグランプリでは、2009年、2011年、2012年、2013年とそれぞれの賞を受賞し、特に2009年と2012年には地方所属馬最高の栄誉でもあるNARグランプリ年度代表馬を2度受賞。実力だけでなく人気も兼ね備えた地方競馬を彩った名牝でした。

 そんなラブミーチャンもお母さんになり、すでに2頭の産駒がデビューし、それぞれが勝ち星を挙げています。長男のラブミーボーイは栗東の村山明厩舎所属として2戦した後に、笠松の後藤正義厩舎で3勝を挙げると、その後は船橋の川島正一厩舎へ移籍。

 3月12日に船橋競馬場で組まれたレースに出走し(1200m戦)、森泰斗騎手の手綱で逃げ切り勝ちを収めました。スタートしてからの二の脚が早く一気に先頭へ躍り出ると、そのまま軽快に逃げていき、後続に3馬身差をつける快勝。

3月12日のゴール写真。回転がとても速い走法で、その姿はとても愛しくなります


「お母さんに比べるのはかわいそうですが、すごく素直で性格のいいところ、脚の回転が速いところは似ていますね。まだ仕上がり途上という話しだったので、ゴール前は苦しそうに耳を絞っていたのは一瞬ありました。基本的にはすごくいい仔で、お母さんに少しでも近づいていって欲しいなと思います」(森騎手)。

 ラブミーチャン産駒、南関初勝利!!!ラブミーチャンは現役時代に船橋のレースは3戦3勝。重賞の習志野きらっとスプリント(1000m)を3連覇している相性のいい競馬場です。森騎手とは2013年の習志野きらっとスプリントを優勝しています。

「約半年の放牧休養明けで馬は途上だったので、能力で頑張ってくれればいいかなぁっていう感じでしたが、こんな強い競馬をしてくれるなんてたまげましたね。化骨がゆっくりで、ソエの影響もあったり、今は負荷をかけずに無理をさせないようにしながら育てています。成長がゆっくりの分、じっくり仕上げていきますが、どんな風になっていくか楽しみです」(川島調教師)。

担当の北野厩務員のお話しでは、かわいいお顔をしていますが、気は強いそうです


インパクト抜群のお顔ルリエフ


 美浦の竹内正洋厩舎所属だった4歳牝馬のルリエフは、昨年秋から船橋の佐々木功厩舎所属として走っています。一度会ったら忘れられないお顔!!!

一度会ったら忘れられないお顔をしているルリエフ


 芦毛さんですが、お顔が右と左で違う印象。ネット競馬のルリエフ写真館を見ていると、2歳の頃はそこまで目立たなかったようですが、時間が経つごとに、こんなに目立つ姿になったようですね。中央競馬デビューをした藤井勘一郎騎手が、昨年末に南関で期間限定騎乗中にコンビを組んでいた時期もありました。

 これからさらに年齢を重ねていき、どんなお顔になるのかな?と、今後もルリエフのお顔の変化にはチェックしていきたいです!

 次回は4月1日(月)にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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