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【無料】いよいよG1ウィーク!2重賞の追い切りチェック!

  • 2019年03月20日(水) 18時00分

中京芝1200mという舞台は馬場状態がカギになる


 いよいよ今週はG1の高松宮記念。netkeiba.comの予想オッズを見ても、その序列はある程度ハッキリしているように思います。力通りなら、きっとその順に決まると思いますが、問題は中京芝1200mという舞台設定。逃げが有利になる場合もあれば、まとめて差せる馬場になることもあります。先週日曜日の最終レースは競馬予想TV!のねらい目にも取り上げましたが、坂路調教馬が差すと予想して、その通りの結果になりました。

 先週は雨の影響もあったと思うので、週末は晴れる予報の中京競馬場をどのような想定で予想するか。これによって、各馬の印の重さが変わってくるでしょう。ただ、予想オッズ上位陣はみな、すこぶる状態が良さそうなだけに、正直、印の打ち方を迷うところです。

【日経賞/エタリオウ】

 菊花賞以来のレースとなりますが、この中間の乗り込み量は豊富。前走後は有馬記念に出走することも検討できるほど、疲労が少ない状態でしたが、今年のことを考えた時にひと息入れるという選択をしました。

 間隔があくということで、早目に入厩して、追い切り本数はたっぷり消化しています。ただ、追い切りの動き自体は緩慢なところがあります。これは気性面が災いしているものなので、仕上がりとは直接関係ないでしょう。最終追い切りの坂路での動きも実に地味でしたが、こんなもの。ただ、前走時の最終追い切りがCWだったのに対して、今回が坂路という点では割引が必要かも知れません。

エタリオウ

早めに入厩してしっかり本数を消化しているエタリオウ(3月20日撮影)


【高松宮記念/ダノンスマッシュ】

 京阪杯、シルクロードSを連勝中。キーンランドCで負けた時に「物足りない」と話していた安田隆行調教師でしたが、栗東坂路で調教することがベストなのでしょう。それを象徴するような象徴するような走りが1週前の4F49.7秒であり、坂路調教がスプリンターとして徹底的に性能を上げる役割を果たしています。

 ここ2戦の最終追い切りの坂路4F時計は遅め。そこには1週前追い切りに速い時計を出すという共通点があり、京阪杯の時はCW、シルクロードSの時は坂路でした。前記しているように、今回は坂路で速い時計を出しているので前走と同じ。最終追い切りは前走時よりも時計を出して、4F51.3秒。そんなに出ているように見えなかったあたり、楽々と速い時計が出せる状態にあると考えた方がよさそうです。

ダノンスマッシュ

楽々と速い時計が出せる状態にある印象のダノンスマッシュ(3月13日撮影)


【高松宮記念/モズスーパーフレア】

 オパールSを3着に敗れた後、中山にこだわる使い方で重賞を初制覇。「小倉2歳Sの時はアサクサゲンキに差されたのに、あの頃とは脚力が違う」と今の成長ぶりを感心する音無秀孝調教師。確かに前走なんて、前半32.3秒でブッ飛ばしておきながら、後半を34.8秒でまとめるのですから、恐れ入ります。ただ、中京で同じような芸当ができるかどうか。そこは馬場状態も関係してくるでしょう。

 ファルコンSは5着でしたが、当時はそれこそアサクサゲンキに先着されています。それを思えば、3歳夏の成長を境に馬自身が強くなっていると考えるべき。能力の高さに疑う余地はありませんが、気になるのは中2週で調整が難しそうな点。もともと音無秀孝厩舎は中2週だと日曜、水曜の追い切り2本になりますが、今回は17日の追い切りが少し遅め。その分、19日に時計になっちゃったという感じがあります。

 そして驚いたのは最終追い切り。坂路4F49.2秒は自己ベストを大幅に更新する時計です。スピードを出し惜しみしない、それがこの馬の良さですから、最終追い切りとしてはこれで悔いなしといったところ。あとはこの走り方でゴールまで踏ん張ることができるかどうかでしょう。

モズスーパーフレア

最終追い切りで自己ベストを更新したモズスーパーフレア(3月20日撮影)


【高松宮記念/レッツゴードンキ】

 前走阪急杯は◎を打ちましたが、徹底した坂路調教での負荷のかけ方に一抹の不安があったことは事実。しかし、あのレースぶりを見ると、毎日ように坂路で時計を出すような調整が積極的な競馬になったと思えば、さすが馬のことを一番よく知っている陣営だからこそ、あの調整だったんだなと思います。

 今回もそのパターンには変化がありません。また、1週前追い切りに関しても、4F49.4秒という好時計。数字だけ見ると、速いの一言になってしまいますが、実際の動きを見れば、重厚感というか迫力も満点。この動き自体は前走時の1週前追い切りよりも断然良くなったように思います。最終追い切りは4F50.0秒と全体がかなり速い時計。その分、4F目のラップが少し減速する形になっており、この点をどう評価するかでしょう。

レッツゴードンキ

前走の追い切り時より断然好調のレッツゴードンキ(3月20日撮影)


【高松宮記念/ロジクライ】

 前走が初めての芝1400mでしたが、坂路での追い切りはめちゃくちゃ動くタイプだけに、合わないはずがないと思っての○予想。結果的に馬体重が4キロ絞れて、追い切りを手加減する必要がなくなったことでパフォーマンスが上がったという事実もあると思います。あと、内で進路があまりなかったことを思えば、勝ち馬につけられた0.4秒という差はもう少し縮まっていたはずです。

 この中間も手加減なし。1週前追い切りは坂路で4F49.4秒ですから、自己ベストを0.2秒も更新する時計をマークしました。中3週なのに、ここまで徹底して強い負荷をかけることができるのは、更に距離が短くなるからに違いないと思います。だからといってテンションが上がっている印象はありませんし、最終追い切りには富士Sの時と同じく、C.ルメール騎手が跨って、4F55.2秒と遅めの時計。これは意外でしたし、週末までにこの時計をしっかりと精査したいと思います。

ロジクライ

距離短縮で強めの調教を行ったロジクライ(3月20日撮影)


◆次走要注意

・3/16 3歳未勝利【ブルベアブロンゾ】(12人気5着)

 スタートが良くて、驚いたのは私だけではなかったよう。というのも、ジョッキーも行きすぎないように懸命に抑えていましたが、結果論としてはハナに行ってもよかったかも知れません。ともかく、この条件はきっと走ります。

[メモ登録用コメント] [ダート]最終追いラスト1F最速ラップなら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・六甲S【シヴァージ】

 ダートでなかなか結果が出ないこともあって、芝への転戦。これは追い切りを見ているかぎり、吉と出ると思います。というのも、かなり瞬発力があるタイプで脚をためて爆発させる方が良いタイプ。20日のCWでの動きから、あらためてそれを感じることができましたし、これなら芝の瞬発力勝負で勝ち負けです。

【予想】井内利彰の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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