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2つの重賞の振り返り、そして高松宮記念

  • 2019年03月22日(金) 12時00分

シャケトラの強さに今後は大崩れ考えにくい


 段々と暖かくなってきましたね。

 季節の変わり目もあってか?最近、断舎離にはまりだしています。

 子供がいない頃は、それなりに物を溜め込みすぎず心地よく生活をしていたのですが、オモチャが増えだした頃からだんだんと重い環境に…。

 そして自分も気づかないうちに慣れてしまっていたのでしょう。

 ふと、この状況が嫌になり本棚の整理や洗面台、冷蔵庫、クローゼットと分別しだしたら、驚くほど出てくるゴミ化したものたち。

 恥ずかしながら、冷蔵庫の奥に至っては、2015年賞味期限の未開封ソースも。

 少しオーバーかもしれませんが、(なぜ私は4年近くも、このソースと一緒に生活をしていたのだろう?)と、過去の自分は正常な判断に欠けていたのではないか?と気持ち悪くなってしまいました…。

 断舎離をした知人が、「ほんとに気持ちよくなる」と話していましたが、まさにその言葉通り。

 人間、気づかない内にいろいろな物を溜め込み、心も体も重くなってしまうのでしょうね。馬作りも生活も共にシンプルが1番なのかもしれません。

 さて話は変わり、阪神大賞典のシャケトラは強かったですね。

 しかも戸崎騎手が馬を怒らせないように、気分を害さないように道中は丁寧なコンタクトに努めているのが印象的でした。

 先週のこのコラムでも書きましたが、気持ち的な面を重視しての判断をされた陣営の手腕を感じると共に、今回の過程から得たものによって今後は大崩れがない気もします。

 また驚かされたのがロードヴァンドール。同型の出もあり、かなり厳しい状況ながらも3着と粘った走りには、今後が楽しみとなるものでした。

 そして私も久々に3連単ゲット。年始からの使い込みがチャラとなり、こちらも溜め込んでいたものがスッキリになりました。

 一方スプリングステークスですが、日々の調教が繋がっての素晴らしいコンビ力を見せた石川騎手。混戦だっただけに、愛馬を知り尽くしている騎乗振りが勝利の要因だったようにも思えます。

 さぁ今週は高松宮記念。

 注目はダノンスマッシュ。この2戦、特に前走においては、追い出しを待ち斜めに進路をかえながら、それでいて最後は流すシーンに、改めて強さを感じました。

 また担当の岩本助手も、「ルユサもなくなり、2走前あたりから変わり身を感じた。今は心身共に好調。不安よりも楽しみでしかないし、前走のレース前は、父ロードカナロアのような、いい意味でダラーとしたリラックスムードだった」と。

 本格化した今ならば、左まわりも関係ないと思います。

 さぁそして今週土曜日は、「BS11競馬中継」に出演させてもらい、夜は初体験…「スナック・ズンコ」がオープンで…それ以上はご想像を。

 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

【細江純子さんからのお知らせ】本日開催の高松宮記念の解説を配信中!

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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