ヒーズインラブ(父ハービンジャー)、ロジチャリス(母母母父シルヴァーホーク)、マジックタイム(母父ブライアンズタイム)、モーリス(父スクリーンヒーロー)と、4年連続でロベルト持ちが勝っているのは中山マイルらしい傾向。またヒーズインラブ(父ハービンジャー)、キャンベルジュニア(母父リダウツチョイス)、ロジチャリス(母父ロックオブジブラルタル)と、最近はデインヒルの血を引く馬の構想も目立つ。これも中山マイルらしい傾向といえる。(解説:望田潤)
ダイアトニックレオプライムの半弟で、ローマンエンパイアやヴォーグトルネードなどが出るアルパインスウイフトの牝系。カナロア産駒でストームバード4×4、母父サンデーだけノーザンダンサーなしというオーソドックスな好形だ。アレミロード経由のリボーとボールドルーラーのクロスで、俊敏で小脚も使えるから中山でも器用に差せるだろう。1400mベストの感もあるので高速馬場のスロー希望か。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎
ダイワキャグニーきょうだいはコンスタントに活躍しており、JRAに9頭が出走しミエノワンダーやアイアムイチバンなど7頭が勝ち馬。キンカメ産駒でキングマンボ≒マジェスティックプリンスのニアリークロスはエアスピネルやレディアルバローザなどと同じ。母はディープインパクトと同じヘイロー≒サーアイヴァーのニアリークロスで、この影響で脚長でしなやかストライドで走る。実績どおり大箱1800mに向いた馬だ。
距離○ スピード○ 底力○ コース○
ハクサンルドルフブルミラコロやエクストラゴールドの弟で、スルーレートの甥でハイアーレートのイトコ。アドマイヤムーン産駒はファインニードルやセイウンコウセイなど短距離の大レースを勝っているが、本馬は母方のヌレイエフやシアトルスルーの影響が強い脚長の中距離馬。エプソムCの好走を見ても、今は大箱の1800mがベストコースだろう。中山マイルは少し忙しい印象も。
距離○ スピード○ 底力○ コース○
フィアーノロマーノアットサンタアニタ金杯(米G1・ダ10F)に勝ったキューピットの甥で、母ハートアシュレイはミスプリークネスS(米G3・ダ6F)などに勝った。父ファストネットロックはデインヒル系の名種牡馬でメラグラーナやブラヴィッシモの父。母母プリティンスマートはヴァイスリーガル=ヴァイスリージェント3×2で自身はロイヤルアカデミー≒ストームキャット3×4。540キロの巨漢で、今は短距離向きの体型体質に完成しつつあるだけに1F延長が課題。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎