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大阪杯は母方の米国血統に注目

  • 2019年03月29日(金) 19時00分

米国のスピード持続性が足された配合馬が走りやすい


 大阪杯の父の血統はディープインパクトやキングカメハメハなど主流の種牡馬が目立ちます。そして母系は「米国型」「短距離指向のスピード」タイプが走りやすい傾向。主流種牡馬をベースに米国のスピード持続性が足された配合馬が走りやすいレース。

 昨年の勝ち馬スワーヴリチャードの父はハーツクライ。3着アルアインは父がディープインパクト。いずれも父は主流の上位種牡馬。そして母父は「米国型」。

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 一昨年の勝ち馬キタサンブラックは母母父が米国型。母父はスピード種牡馬のサクラバクシンオー。2着ステファノスも父はディープインパクト。母父が米国型。

 血統も母系はスピード、米国持続指向の馬が目立ちますが、実績もスピード寄り。「芝1800mよりも短い距離の重賞実績がある」馬や「2、3月にステップレースを使っている」馬が人気以上に走っています。

 アルアインは昨年の3着馬。ディープインパクト産駒は牡馬の古馬の場合、キレを失い、若駒時代よりもパフォーマンスを下げる馬も多いのですが、同馬の場合は母系の持続力がセールスポイント。パワーと持続力がセールスポイントの馬で加齢によるパフォーマンスの低下は少ないタイプ。

 エポカドーロは父がサンデー系で母父が米国型。父も母も直線短く上がりがかかる馬場は得意。上がりのかかる馬場、展開になるほど好走確率は上がります。

 エアウィンザーは近親にエアシャカール、エアメサイア。いずれも芝2000mのG1勝ち馬。母系にボールドルーラー。芝2000mのG1に実績があり、大阪杯の血統傾向にも合う馬。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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