前回3月24日のWIN5は317万1960円の配当で決着。しばらく続いていた単勝二桁人気馬の勝利こそありませんでしたが、3レース目の六甲S(阪神11R)を単勝オッズ11.1倍(6番人気)のソーグリッタリングが、4レース目のマーチS(中山11R)を単勝オッズ14.9倍(8番人気)のサトノティターンが制すなど、なかなか難解な決着でした。

　マーチS(中山11R)が3連単124万620円、高松宮記念(中京11R)が3連単449万7470円の大波乱だったこともあって、金額ほどのインパクトはなかったかもしれませんが……。

　明日3月31日のWIN5は総出走頭数が56頭、総組み合わせ数が15万5232通り(土曜16時現在)。このまま出走取消等がなかったとしても、歴代で7番目に総組み合わせ数が少ない回となります。11頭立て、8頭立て、9頭立てとなった1-3レース目のどこかを絞ろうと考えているプレイヤーが多いはずです。

◆伏竜Sは重賞やオープン特別を経由してきた馬が堅実

　1レース目は4歳以上1000万下の明石特別(阪神9R)。前走で2着となったモザイクらが上位人気グループを形成するでしょう。

　2レース目は3歳オープンの伏竜S(中山10R)。2連勝中のデアフルーグ、JpnIウイナーのノーヴァレンダに注目が集まると思います。

　3レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の御堂筋S(阪神10R)。4歳のアフリカンゴールド、シルヴァンシャー、実績上位のヴァントシルムが人気を集めそうです。

　4レース目は4歳以上1600万下の船橋S(中山11R)。比較の難しいメンバー構成ですが、休養明け2戦目のフレッチアに支持が集中するかもしれません。

　5レース目は4歳以上GIの大阪杯(阪神11R)。土曜16時の時点ではキセキ、ブラストワンピースが人気の中心となっており、エアウィンザー、ワグネリアンが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2019年03月31日版]

1位 中山10R 3.ノーヴァレンダ
2位 中山11R 3.フレッチア
3位 阪神10R 1.ヴァントシルム
4位 阪神9R 11.エーティーラッセン
5位 阪神11R 8.サングレーザー
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 4.エポカドーロ
7位 阪神11R 3.アルアイン
8位 阪神9R 6.インターセクション
9位 阪神10R 3.アフリカンゴールド
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 中山11R 4.ライトオンキュー
11位 中山10R 8.デアフルーグ
12位 阪神11R 6.キセキ
13位 阪神9R 10.モザイク
14位 阪神10R 4.シルヴァンシャー
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 中山11R 5.ボーダーオブライフ
16位 中山10R 6.ゴールドラグーン
17位 阪神11R 11.ペルシアンナイト
18位 阪神11R 7.ブラストワンピース
19位 阪神9R 2.バイオスパーク
20位 阪神9R 1.アイスストーム
21位 阪神9R 4.バレーノロッソ
22位 阪神10R 5.プリンスオブペスカ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 阪神10R 8.プロフェット
24位 中山11R 7.イサチルホープ
25位 中山11R 11.ショウナンアエラ
26位 中山10R 7.マスターフェンサー
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の大阪杯(阪神11R)は実績馬が強いレース。「“前年以降、かつJRA、かつ2000m以上、かつGIのレース”において5着以内となった経験がない馬」は2013年以降[0-1-1-41]です。

　また「父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬、かつ“前年以降、かつJRA、かつ2000m、かつGI・GIIのレース”において連対経験がない馬」は2013年以降[0-0-1-24]。サンデーサイレンス系種牡馬の産駒や距離適性が高い馬を重視すべきでしょう。

　さらに「馬番が1〜2番だった馬」は2013年以降[0-0-0-12]、「馬番が10〜16番だった馬」は2013年以降[1-0-1-22]なので、内外極端な枠に入った馬は過信禁物。今年のメンバー構成なら、アルアイン、エポカドーロ、サングレーザーあたりを高く評価すべきだと思います。

　2レース目の伏竜S(中山10R)はキャリアの浅い馬が中心。「出走数が6戦以上だった馬」は2013年以降[0-0-2-27]と苦戦していました。なお「前走の条件が“JRA、かつオープンクラスのレース”ならびに“地方のダートグレード競走”、かつ前走の着順が7着以内だった馬」は2013年以降[5-3-3-11]と堅実。他のレースで手を広げるならば、ここは実績上位のノーヴァレンダを素直に信頼した方が良いかもしれません。