巻き返しを狙える馬の条件とは?
桜花賞は前走を好走してこないとなかなか厳しいレース。過去10年で見ると、前走1〜3着馬だった馬は[9-8-7-85]、4着以下だった馬は[1-2-3-63]。前走着順の良いグループと悪いグループだから前者が勝るのは当然だが、後者から馬券に絡んだ馬は10年で6頭。2年に1回よりやや多い程度だ。
そして。この6頭には共通項がある。
15年2着クルミナル(前走チューリップ賞11着)
→2走前にエルフィンS勝ち
15年3着コンテッサトゥーレ(前走チューリップ賞6着)
→2走前に紅梅S勝ち
13年2着レッドオーヴァル(前走チューリップ賞7着)
→2走前に紅梅S勝ち
13年3着プリンセスジャック(前走チューリップ賞8着)
→4走前にききょうS勝ち
12年1着ジェンティルドンナ(前走チューリップ賞4着)
→2走前にシンザン記念勝ち
09年3着ジェルミナル(前走チューリップ賞5着)
→2走前にフェアリーS勝ち
4着以下だったレースはすべてチューリップ賞。そして過去に芝1400m以上のオープン勝ちがあった。それもプリンセスジャック以外の5頭はチューリップ賞の前走がオープン勝ちだった。
これに照らすと、今年のチューリップ賞4着以下で権利があるのはシェーングランツ。ただ2走前でなく3走前がアルテミスS1着なので、やや弱い。△くらいで2,3着された場合に対処するのが妥当か。
チューリップ賞以外を経由してきた馬ではメイショウケイメイが紅梅S1着→フィリーズレビュー5着だが、チューリップ賞経由でないうえに1600m好走歴がない。アウィルアウェイもフィリーズレビュー経由のうえにオープン勝ちは3走前のことになる。
そもそも今年は前走1〜3着に該当する馬が多い。4着以下から来た馬に△や▲を使わず、好走組だけで馬券を組み立てたほうがよい年だろう。