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今年のPOGドラフトのカギとは(須田鷹雄)

  • 2019年04月02日(火) 18時00分

ディープとハーツの出入りが重要戦略


 今年のPOGはハーツクライがドラフトの重要要素になりそうだ。

 そもそも、今年はいままでディープインパクトを種付けされていた繁殖牝馬にハーツクライが付けられているケースや、その逆が多い。昨年までの数をちゃんと調べたわけではないが、目立つ繁殖牝馬に該当例が多いように思う。

 ノーザンファームでは、なんといっても母シルヴァースカヤ(牡/池添学)が8番仔にして初のハーツクライ(上にディープインパクト産駒4頭)。ご存知の通り、上は素質があっても故障がちというケースが多かったが、本馬はまさかの3月29日栗東入厩。POG取材とは入れ違いになってしまったが、いかに健康で順調かというお話と早来にいた当時の様子はNF早来の木村厩舎長から伺った。

 母サロミナ(牡/堀)は上3頭がディープインパクトからのハーツクライ。550キロという大型馬だが早期入厩の方向だという。

 母ウィーミスフランキー(牝/大竹)はディープ×2、オルフェーヴルからのハーツクライ。上が奮わないだけに配合替わりで活路を拓きたいところ。

 母ソーメニーウェイズ(牡/国枝)は上がディープで未勝利からのハーツクライ。イヤリングからの移動当時は細い感じもあったがいまは488キロと十分な体で、しっかり乗り込めるようになったとのこと。

 他にも母チェリーコレクト(牡/手塚)、母ペンカナプリンセス(牡/高野)が上にディープ産駒ありの初ハーツ。ハーツ→ディープ→ハーツなども含めるとさらに面白そうな馬もいる。

 逆にハーツとの配合が強い印象を残している繁殖牝馬にディープインパクトが付けられたケースでは、母バラダセール(牡/国枝)がいる。赤本の村本浩平原稿(到着したて)を見たらわりと淡白に書かれていたが、これはおそらくドラ1候補になる馬だ。

 母ピラミマ(牝/藤沢和)は1回ディープインパクトを試されている(ルナステラ)が、やはり上はハーツクライの印象が強いだけに配合替わりがどう出るか楽しみ。母ホットチャチャ(牝/友道)はステイゴールド産駒のエタリオウが出世頭だが、ハーツクライ産駒のペレが勝ちあがったあとの初ディープインパクト。ディープ牝馬らしいタイプで430キロ前後の馬体だが、NF早来・村上厩舎長のコメントでは能力を高く評価されていた。デビューは秋になりそうだが、個人的にも赤本の巻末リストで重いシルシを打つ予定の1頭。

 ちなみに、社台ファームでは母ハートシェイプト(牡/藤原英)と母パールシャドウ(牡/未定)が過去にディープインパクト産駒ありで今回初ハーツクライ。前者は上が牝馬、本馬が牡馬であるのに加え、父が替わった影響もあるのか半姉が420キロくらいだったのに対して500キロ近い。後者も上2頭より少し大きいようだ。上にハーツクライ産駒がいて2歳が初ディープインパクトというケースは無い。

 いずれにしても今年のPOG、「ディープとハーツの出入り」をどう捉えるかが、ドラフト戦略ではかなり重要になりそう。

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