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【福永祐一×藤岡佑介】第4回『人生は一度きり、今考えているセカンドキャリア』

  • 2019年04月03日(水) 18時02分
with 佑

▲30年近く競馬界に携わってきた福永騎手たからこそ語れる“今の競馬界”そして“自身の今後”とは(c)netkeiba.com


昨年の3月までnetkeibaで、4年間にわたって連載コラム『祐言実行』を担当した福永騎手。騎手からの情報発信の役割を後進の佑介騎手らに託し、自身のコラムの終了を決断しました。あれから一年、実現した新旧コラムニスト対談も今回が最終回。ラストのテーマは、騎手の在り方とセカンドキャリア。ダービージョッキーの称号を手にした今、福永騎手の胸中とは。

(取材・文=不破由妃子)


チャレンジしている人を笑う人間は、なにもチャレンジしてない


──福永さんは今年でデビューから23年目を迎えられたわけですが、ご自身の経験を踏まえて、若い世代に伝えたいことはありますか?

福永 仕事で成果を出すには、自分を客観視できる目が必要だと思いますね。そのうえで、何をすべきかを具体的にして、それに対してどう取り組んでいくのかを明確にする。

 若くて未熟ということは、当然できないことのほうが多いわけで、だからこそ課題を明確にしやすいと思うんですけど、実際に取り組んで変化しているのを感じるジョッキーは少ないような気がします。

佑介 悪い意味ではなく、競馬に携わっている人のほとんどが、競馬には乗ったことがないので、そういう人たちに伝わるように変化を見せることはすごく大事ですよね。

福永 そうそう、依頼があって初めて成立する仕事だから、依頼する側に変化を見せていかないとね。パッと見たときに「あれ?」って目に留まるくらいじゃないと

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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