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【皐月賞】結果は2着でも“レースの中心にいた”川田騎手 安定感抜群の秘訣とは?

  • 2019年04月18日(木) 18時01分
哲三の眼

▲皐月賞では惜しくも2着ながらも存在感を発揮した川田将雅騎手(撮影日は3月30日、撮影:下野雄規)


先週の皐月賞をサートゥルナーリアで制したクリストフ・ルメール騎手は、見事クラシック完全制覇を成し遂げました。そんななか哲三氏が注目したのは、惜しくも2着に敗れたヴェロックス騎乗の川田将雅騎手。距離、枠の並びも似ていた第9レースを見て皐月賞でも上位に来ると予感していた通り、皐月賞でも遺憾無く安定感抜群の騎乗を見せ2着となりました。今回はそんな距離、コース、馬の脚質に左右されない無駄のない騎乗の秘訣に迫ります。(構成:赤見千尋)

ファインプレーはサートゥルナーリア自身


 皐月賞は1番人気だったサートゥルナーリアが接戦を制して勝利。2着ヴェロックス、3着ダノンキングリーもよく食い下がりましたが、とても強い勝ち方だったなと。直線でヨレてしまったのは残念でしたが、年末のホープフルSからの休み明けであり、栗東からの輸送もあった中で、パドックでも入れ込むことなくとても落ち着いて周回していました。

 GI皐月賞のパドックというのは独特の雰囲気がありますし、中山は多少狭いので18頭が周回すると自分のペースで歩けず、入れ込んだり気持ちがナイーブになってしまうことがあります。これまで人気になって来た馬の中にも、気持ちが保てない馬をたくさん見て来ました。

 でも今回はまったくそういうところを見せず、担当の方と一緒にいると、安心感があって落ち着いて歩けているなと。クリストフ(ルメール)が騎乗して、馬場に出ると気持ちのスイッチが入ったようでしたが、それでもスタートを決めて、道中もしっかり折り合って、勝負所では外々を押し上げて行く強い競馬で勝利しました。

■4月14日 中山11R(12番:サートゥルナーリア)

 折り合いがつくというか、折り合いのことばかり考えなくてもレースが進められるというのは、騎手にとってとても大きなことです。今回もクリストフが上手に乗ったことは言うまでもないですが、それ以上に目立っていたのがサートゥルナーリア自身。誤解を恐れずに言ってしまうと、騎手を選ばない馬だなと。3歳のこの時期に、ここまでしっかりしていることがすごいなと感じました。

 もちろんそこには

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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